2025年10月02日
2025年8月8日(金)、包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)の事務局長であるロバート・フロイド氏が長崎大学長を表敬訪問されました。
本学からは永安学長をはじめ、核兵器廃絶研究センター(RECNA)センター長の吉田教授、副センター長の樋川教授、多文化社会学部の森川裕二教授らが応対しました。
永安学長は歓迎の挨拶の中で、「戦後そして被爆後80年という節目の年に、CTBTO事務局長を長崎にお迎えできたことは大変光栄です」と述べ、長崎大学が「地球の平和を支える科学の創造」を理念に掲げ、核兵器廃絶に向けた教育・研究に取り組んできた歴史を紹介しました。
また、CTBTOの核実験禁止に向けた国際的な取り組みに敬意を表しつつ、長崎大学としても昨年設置したグローバルリスク研究センターとの連携を通じて、今後の協力関係への期待が表明されました。
フロイド事務局長は、CTBTOの活動や核軍縮に関する国際的な動向について説明され、長崎大学との意見交換を通じて、教育・研究機関との連携の重要性を強調されました。特に、長崎大学が取り組むグローバルリスクに対応する研究や人材育成への期待が述べられました。
また、RECNA教員および本学の学生との意見交換も行われました。
今回の訪問を通じて、核兵器廃絶と地球規模の平和構築に向けた国際的な連携が一層深まることが期待されます。
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