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  • 社会連携・貢献

十八親和銀行との共創による芸術文化普及活動に関する記者会見、トークセッション、コンサートを開催

令和7年12月9日(火)、国立大学法人長崎大学と株式会社十八親和銀行(以下「十八親和銀行」)は、文教キャンパスにある「十八親和ホール・長崎創楽堂」において、県内における芸術文化普及活動事業の共創を開始することについて記者会見を行いました。

十八親和銀行が本学の音楽ホール「長崎創楽堂」のネーミングライツを取得し、今後10年間にわたり、令和4年に終了した長崎創楽堂を活用した従前の芸術文化普及活動事業に「アート・イン・ビジネス」という新たな視点を持つ「経営者シリーズ」の開講を加え、事業をスタートするものです。

十八親和銀行の山川信彦取締役頭取(以下「山川頭取」)から、本学の永安学長、藤本教育学部長の順に挨拶があり、AIの急速な社会への浸透による創造力と長崎県における芸術文化に触れる機会の喪失への危機感を背景として、あらためて芸術文化に価値を見出す本事業を開始するに至った経緯と、県内で唯一の教員養成課程を持ち音楽、美術など芸術系の教員と施設を有する本学の果たす役割が述べられました。

記者会見の後、十八親和銀行の取引先経営者約40名と本学の学生約20名を含む約90名の観客を前にトークセッションとコンサートが行われました。

トークセッションの冒頭、東京芸術大学の日比野克彦学長のビデオメッセージが紹介され、教育研究を推進する大学と人々の一生を支援する銀行が手を取り合って人々の幸せを追求いただき、東京芸術大学としてもアートの可能性を一緒に発信していきたい、という本事業への期待感と心強いコメントをいただきました。メッセージを踏まえ、堀内長崎大学名誉教授をファシリテーターに迎え「アート・イン・ビジネス」をテーマに永安学長と山川頭取によるトークセッションが終始和やかな雰囲気の中で行われました。

コンサートでは、令和7年 第6回マダムバタフライ国際コンクール in長崎に入賞し、オーディエンス賞を受賞したソプラノ歌手の今野沙知恵さんと、長崎で今最も注目を集めるピアニストの中村卓士さんをお迎えし、オペラ『ジャンニスキッキ』より(プッチーニ作曲)「私のお父さん」や長崎出身の福山雅治さんの名曲「クスノキ」など馴染みのある曲を取り入れた全7曲が演奏され、経営者ら観客を大いに魅了しました。

これからの10年、本学は十八親和銀行とともに「十八親和ホール・長崎創楽堂」においてコンサートを開催するなど、本事業を通して地域社会の発展に努めて参ります。

是非、ご期待ください。

記者会見にて トークセッションの様子
ビデオメッセージ コンサートの様子