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  • 教育・研究

J-PEAKS西南九州地区3大学合同キックオフシンポジウムを開催

2025年12月7日(日)、長崎大学、宮崎大学及び鹿児島大学の3大学は、文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の一環として、「J-PEAKS西南九州地区3大学合同キックオフシンポジウム」を長崎大学中部講堂(文教キャンパス)で開催し、学内外から約180名の方にご参加いただきました。 

本学は、J-PEAKSにおいて、「プラネタリーヘルスの実現を目指し、世界を牽引する大学へ」というビジョンを掲げ、連携大学である宮崎大学・鹿児島大学の協力を得て、強みであるグローバルヘルス・グローバルリスク・グローバルエコロジーの3領域で超領域型融合研究を推進しています。

開会挨拶では、永安学長が「J-PEAKSは、西南九州の3つの国立大学が力を合わせ、融合研究を創発するためのプラットフォームである。3大学の連携により、地域から世界へ発信できる新しい知を生み出し、持続可能な社会の構築に貢献できることを確信しており、特に若手研究者達には大きな期待を寄せている」と述べました。続いて、宮崎大学の鮫島学長及び鹿児島大学の井戸学長が本事業への期待と構想の実現に向けた3大学の連携推進について、抱負を述べられました。

第1部では、文部科学省科学技術・学術政策局産業連携・地域振興課拠点形成・地域振興室の平野博紀室長による招待講演が行われ、J-PEAKSの概要説明や採択大学における取組事例を紹介いただいたほか、学内で焦点を当てて注力すべき研究を都度見直し、相互連携的に研究力を高めることへの期待が寄せられました。続いて、東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学/長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科の橋爪真弘教授による「気候変動と健康~プラネタリーヘルスの視点から~」と題した基調講演が行われ、気候変動による健康影響に着目し、緩和策に加えて、社会レベルでの適応策が必要であり、プラネタリーヘルスに繋がっていくことを述べられました。

文部科学省・平野室長による招待講演 東京大学・橋爪教授による基調講演


第2部では、「融合研究創発へ向けて」を共通テーマとして、グローバルヘルス、グローバルエコロジー及びグローバルリスクの各領域において、3大学の連携を含む融合研究を推進するプラットフォームであるパンデミック総合研究センター、地球未来オープンリサーチセンター、グローバルリスク研究センターの各センター長(就任予定者を含む)が座長となり、各領域のそれぞれのテーマに沿って、3大学の研究者による取組み発表やパネルディスカッションによる活発な意見交換が行われました。

本シンポジウムを通じて、「プラネタリーヘルスの実現」に向けた連携の重要性を改めて確認しました。今後も、3大学が強みを活かし、融合研究を深化させることで、地域から世界へ新しい価値の創出を目指してまいります。

パネルディスカッションの様子
関係者による記念撮影

参考
長崎大学HP(J-PEAKS)
https://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/jpeaks/index.html
長崎大学プラネタリーヘルス特設サイト
https://www.plh.nagasaki-u.ac.jp/