2026年03月26日
長崎大学海洋未来イノベーション機構は、住友大阪セメント株式会社との共同研究を通して、「長崎市たちばな漁協ブルーカーボン推進協議会」が実施している藻場再生プロジェクトに参画しています。このプロジェクトが2026年2月6日(月)にJブルークレジット®認証を取得しましたのでお知らせします。
<長崎市たちばな漁協ブルーカーボン推進協議会の概要>
長崎市たちばな漁業協同組合は、長崎県及び長崎市と連携して、長崎市牧島周辺の海域において藻場の保全活動を長年行っています。この活動に、住友大阪セメント株式会社、株式会社SNC、八千代エンジニヤリング株式会社および長崎大学が加わることで新たに協議会を設立し、磯焼け対策の促進による藻場の増加や、持続的な水産資源の確保を通じた地域漁業の振興、さらには藻場による二酸化炭素吸収量の増加・維持を目指した藻場再生プロジェクトを進めています。
このプロジェクトにおいて、長崎大学海洋未来イノベーション機構は、水中ドローンによる藻場観察や藻場礁のメンテナンスに関する研究を担当しています。
<Jブルークレジット®認証>
Jブルークレジットとは、海草藻場や干潟などの沿岸生態系(ブルーカーボン生態系)が吸収したCO2などの温室効果ガスを、国土交通省認可のジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE)が認証・発行する独自のカーボン・クレジットです。藻場の再生プロジェクトなどが生み出すCO2吸収量を金額換算し、企業や自治体が取引可能にすることで、海洋環境の保全と脱炭素社会の実現を両立させる仕組みです。
今回、食害生物の除去や藻場増殖礁の設置による効果について、空中・水中ドローンを用いた調査により藻場の分布や密度変化を定量的に評価し、合計10.5t-CO2のJブルークレジット®が認証されました。認証の概要は以下の通りです。
| プロジェクト名称 | 長崎市牧島における持続可能な水産資源の確保に向けた藻場再生プロジェクト |
| 申請者/実施者 | 長崎市たちばな漁協ブルーカーボン推進協議会 |
| クレジット認証対象期間 | 2024年8月1日から2025年7月31日まで |
| 認証対象吸収量 | 10.5[t-CO2] |
| 認証クレジット量 | 10.5[t-CO2] |
| クレジット属性 | 自然系(吸収源対策)クレジット |
小型船舶からの水中ドローン運用状況(手前側が水中ドローン) |
牧島周辺の海中に繁茂するアラメ・カジメ類 |
ジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE):https://www.blueeconomy.jp/
長崎県プレスリリース:https://www.pref.nagasaki.jp/press-contents/44458.html
長崎市プレスリリース:https://www.city.nagasaki.lg.jp/page/78384.html
株式会社住友大阪セメント:https://www.soc.co.jp/
株式会社SNC:https://www.snc-inc.co.jp/
八千代エンジニヤリング:https://www.yachiyo-eng.co.jp/
連絡先:
長崎大学海洋未来イノベーション機構 教授 内堀洋
mail:uchihori*nagasaki-u.ac.jp
※*を@に置き換えて送信してください。
