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サイバーテクニカルボランティア「サイバーマリンズ」が警察庁主催コンテストで最高賞を受賞

 長崎県警察本部よりサイバー空間のパトロール活動を委嘱されている長崎大学のサイバーテクニカルボランティア「サイバーマリンズ」が制作した広報啓発動画が、警察庁が主催する「令和7年度サイバー防犯ボランティア広報啓発コンテスト」において、最高賞であるサイバー警察局長賞を受賞しました。長崎県における同賞の受賞は初の快挙です。

 本コンテストは、サイバー防犯ボランティアによる広報啓発活動の活性化と、サイバーセキュリティ意識の向上を目的として毎年開催されているものです。令和7年度は、「フィッシング対策」と「サイバー攻撃者にさせないための取組」の2部門で募集がありました。全国から応募された58作品(フィッシング対策部門:33作品、サイバー攻撃者にさせないための取組部門:25作品)のうち、予備審査を通過した各10作品が警察庁の公式Xで公開され、「いいね」の数等も含めて総合的に審査が行われました。

 今回サイバーマリンズが制作した動画は、フィッシング対策部門において最優秀作品に選定され、サイバー警察局長賞を受賞しました。なお、令和8年3月18日には警察庁において表彰式が行われ、同チームの学生が出席しました。

警察庁における授賞式の様子



 受賞したサイバーマリンズの総合生産科学研究科博士前期課程1年の吉岡晃基さんは、「身内に警察官がいることもあり、近年増加しているサイバー犯罪に関心を持っていました。情報データ科学部で学んだITの知識や、独学で身につけた映像制作の技術を活かし、何かできないかと考え応募しました。令和6年度も挑戦しましたが本選に進むことができず、今回受賞できてとても嬉しいです」と受賞の喜びを語りました。

 「犯罪の啓発動画は固く暗くなりがちですが、若い世代にも関心を持ってもらえるよう、猫や犬などのキャラクターを用いて、親しみやすくポップに表現するように工夫しました」と話します。実際に動画ではフィッシング詐欺になぞらえ、釣りをする猫を詐欺師、自宅で宅配物を待つ犬を被害者に見立て、詐欺の手口や注意点を分かりやすく伝えています。

 また、作品は細部までこだわって制作されており、「著作権の制約から、効果音はピアノで演奏して自作したほか、動画内のスマートフォンの画面も自ら簡単なウェブサイトを制作して再現しました。制作期間は約1か月半に及びました」と振り返ります。

 さらに、「この動画をきっかけに、フィッシング詐欺が自分には関係ないものではなく、誰にとっても身近な犯罪であることに気づいてほしいです。長崎をはじめ、全国の方々にサイバー犯罪への意識を持ってもらい、自分事として捉えるきっかけになればと思います。今年度もコンテストに挑戦し、優勝を目指して頑張りたいです」と意欲を見せました。

吉岡さんらサイバーマリンズが制作した動画は、以下よりご覧いただけます。

【参考】警察庁HP

令和7年度サイバー防犯ボランティア広報啓発コンテストの実施結果について

https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/koho/news/2026318contest.html



サイバーマリンズの3人(中央で賞状を持っているのが吉岡さん)と

指導教員の高田英明教授・副学長(情報・DX推進担当)