2026年05月12日
元長崎大学長である横山哲夫長崎大学名誉教授が、5月6日、長崎市内の病院でご逝去されました。92歳でした。
横山名誉教授は、1933年(昭和8年)9月21日に福岡県に生まれ、昭和31年3月に九州大学工学部応用化学科をご卒業後、1962年(昭和37年)年4月に同大学院博士号を取得。1971年(昭和46年)1月に、前年に新設されたばかりの長崎大学工学部材料工学科に教授として招聘されました。その後、長崎大学において評議員、長崎大学排水等分析処理センター長、長崎大学工学部長、長崎大学大学院海洋生産科学研究科長を歴任し、1992年(平成4年)10月から1998年(平成10年)10月まで長崎大学長を務められました。
高分子化学を専門とされ、早くからポリウレタンの合成、構造、物性について幅広い研究を進められ、研究室を日本はもとより世界でも屈指の研究センターの1つに育て、同氏の指導を受けた研究者、技術者は国内外で活躍しています。特にポリウレタンについての業績は特筆すべきものがあり、日本ゴム協会から優秀論文賞を受賞されるなど多くの業績を残されました。
また、大学長としては1994年(平成6年)に教育学部、翌1995年(平成7年)に経済学部のそれぞれ大学院の設置を実現。さらに1997年(平成9年)には国立大学において初めてとなる文理融合学部として環境科学部を設置されるなど、長崎大学の整備、充実に多大なるリーダーシップを発揮されました。その実行力と手腕については、大学関係者はもとより各界各層からも多大な評価が寄せられました。大学長退任後、1998年(平成10年)11月に長崎大学名誉教授の称号を授与されました。
横山哲夫名誉教授のご逝去の報に接し、以下の通り、永安武学長より哀悼の意が示されました。
長崎大学元学長 横山哲夫名誉教授のご逝去の報に接し、謹んで哀悼の意を表します。横山先生は本学の発展に多大なるご尽力を賜り、そのご功績は今日の長崎大学の礎として今も息づいております。また、常に学生と教職員に寄り添われたそのお姿は、私どもの心に深く刻まれております。私たちは、横山先生の遺志を受け継ぎ、本学のさらなる発展に努めてまいることをお誓い申し上げます。
ここに生前のご厚恩に深く感謝申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。
| 2026年5月12日 長崎大学長 永安 武 |
