HOME > NEWS > 詳細

News

ここから本文です。

  • 教育・研究

学生と教職員が共に創る、次世代に誇れるキャンパスへ 文教キャンパスにて第2回プラネタリーヘルス・キャンパスウォークを実施

2026年6月22日(月)、第2回となる「キャンパスのプラネタリーヘルス再発見プロジェクト(プラネタリーヘルス・キャンパスウォーク)」を文教キャンパスにて開催しました。

本プロジェクトは、「地球に、地域に貢献できるキャンパスに」をテーマに、参加者が普段見慣れたキャンパスを共に歩き、プラネタリーヘルスの視点から見直すことを目的として実施しています。

当日は、15名の学生と、施設部・学生支援部などの教職員13名が参加。参加者は4グループに分かれ、第1回とは異なるルートを約90分かけて巡りました。

キャンパスウォークの様子

参加者は、キャンパス内の避難場所や再生可能エネルギーの活用状況、緑化の取り組み、および自然の力を活用したパッシブデザイン(緑のカーテン、樹木による西日除けなど)の現状を視察し、課題を抽出しました。

ウォーク終了後は各グループで意見をまとめたのち、プレゼンテーションを実施。学生たちと教職員がフラットに議論し、課題の整理を行いました。

課題を整理する学生たち

【学生からの提案(抜粋)】
・災害時に地域住民や帰宅困難者などを受け入れることを見据え、防災マップの策定や防災ベンチの設置などを検討してはどうか。
・一部エリア(ハンドボールコート周辺など)では、道幅の狭さや暗さ、雨天時の地面の滑りやすさなど安全性に懸念がある。雑草を除去したり、街灯や注意書き等を設置してはどうか。
・再生可能エネルギーの活用が十分でないため、太陽光発電などを導入可能な範囲で増やしてはどうか。
・屋外の日差しを遮るサンシェードが少ない。植樹や緑のカーテンを増やすことを検討してはどうか。

グループごとの提案発表

また、第1回キャンパスウォークにも参加した環境科学部の2年生4名は、前回出された提案のうち、実際に導入された事例を報告しました。

【実現した提案の例】
・老朽化していた食堂横の木製ベンチを、人工木材を使い改修し、自然の中で軽食や休憩などができるスペースとして再生。
・学生団体・養蜂サークル「Beekeepers」が発足。学生が主体となり、キャンパスの生物多様性の向上を目的として、蜜源調査や植樹を行う予定。
・複数の生物系サークルが連携しキャンパス内での野鳥観察会を実施。
・工学部が主体となりキャンパス内の生き物マップアプリの開発を開始。野生動物や虫、花などの写真を誰でも登録できる仕組みを整えることで、キャンパス内の自然をより楽しみながら歩けるキャンパスを目指す。

プレゼンテーションの様子


今回が2回目の参加となる環境科学部2年の入部隆之亮さんは、「メンバーが変わったことで、1回目のウォークでは見落とされていた新たな課題を見つけることができた。また、プラネタリーヘルスの取り組みというものは一見分かりづらいが、“見てわかる形”に整えることで、例として紹介できるようになり、魅力的なキャンパスづくりにつながると感じた」と語りました。

最後に施設部から、キャンパスは単に講義を受けるだけの場所ではなく、学生たちの豊かな学生生活を支え、感性を育む居場所であり、環境問題へのアプローチを体現する実践のフィールドあることを紹介した上で、「部屋や設備があればよいという受動的な視点ではなく、今いる自分たちが、次の世代に胸を張って勧められるキャンパスにしたいという想いを持って課題を解決していってほしい」と呼びかけました。

今回のキャンパスウォークで集まった具体的な提案は、今後優先度を精査した上で学長への提言書としてまとめられます。学生と教職員、そして大学の管理運営を担う施設部が一体となり、キャンパスの「プラネタリーヘルス」を追求する試みを継続していきます。

参考:第1回プラネタリーヘルス・キャンパスウォーク