2026年08月05日
長崎大学は7月22日(水)、長崎市高島町において、「高島水産海洋研修センター(愛称:Blue Breeze 高島)」および「地球未来オープンリサーチセンター高島海洋研究拠点(愛称:ORC高島)」の開所式を開催しました。大学関係者をはじめ、自治体、企業、地域団体など多くの関係者が出席し、新たな海洋研究・人材育成・地域共創の拠点の誕生を祝いました。
今回開所した施設は、長崎市から借り受けた旧特別養護老人ホーム「高砂園」を改修・再整備したもので、地域で役割を終えた施設を大学と地域社会をつなぐ新たな拠点として再生したものです。
開所式では、施設前でテープカットが行われた後、主催者や来賓による挨拶が行われました。
関係者によるテープカットの様子 |
永安武学長は、「グローバルエコロジーの中核となるプロジェクトの拠点としてセンターを開所できたことをうれしく思う。この高島が養殖だけでなく、『サイエンスアイランド高島』としてさまざまな環境問題に取り組む研究拠点となることを期待している」と述べました。
開所にあたり挨拶する永安学長 |
また、長崎市の鈴木史朗市長は、「研究者や学生はもとより多くの皆さまがこの地を訪れ、幅広い分野で研究開発や技術研さん、専門人材の交流の場となることを期待しています。地域の子どもたちへの学びの機会の提供や高島の住民の皆さまとの交流を通じて、大学と地域の連携が深まり、地域活性化につながることを期待しています」と述べました。
開所にあたり挨拶する長崎市の鈴木史朗市長 |
「高島水産海洋研修センター」は、本学が文部科学省の共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)に採択された「『ながさきBLUEエコノミー』海の食料生産を持続させる養殖業産業化共創拠点」(以下、「ながさき BLUE エコノミー形成拠点」)の活動拠点として活用されます。ながさきBLUEエコノミー形成拠点では、高島水産研究所を中心に、養殖の省力化技術や環境保全型養殖技術の開発、地域活性化に向けた実証研究などを推進してきました。
一方、「地球未来オープンリサーチセンター高島海洋研究拠点」は、地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)の活動拠点の1つとして位置付けられています。脱炭素社会の構築や海洋環境保全、ブルーカーボンなどをテーマに、環境・エネルギー・水産業分野の課題解決と研究成果の社会実装を目指します。
式典では、ながさきBLUEエコノミー形成拠点副プロジェクトリーダーの松本誠司氏による施設説明も行われ、研修室や交流スペース、宿泊機能など、研究者・学生・地域住民が利用できる施設の概要が紹介されました。
施設の概要や今後の活用について説明する松本誠司副プロジェクトリーダー |
式典後には施設内覧会が行われ、参加者は新たに整備された施設を見学しました。さらに、高島水産研究所で育てられたブリの試食会も開催され、本学が取り組む持続可能な養殖研究の成果を体感する機会となりました。
新たに整備された施設を見学する参加者 |
高島水産研究所で養殖されたブリを試食する参加者 |
試食会で提供されたブリの刺身 |
長崎大学は今後、「Blue Breeze 高島」と「ORC高島」を核として、教育・研究活動のさらなる発展と地域との共創を推進し、海洋県長崎の強みを生かした持続可能な社会の実現に貢献していきます。
