2026年08月06日
2026年7月22日(水)から24日(金)にかけて、経済学部社会イノベーション領域の高井研究室、辺見研究室、間島研究室、津留﨑研究室、木村研究室が、専門ゼミの中間報告会を開催しました。
報告会には、学生とともに活動する事業者や地域団体の皆様が集まり、新商品、地域イベント、SNS、マップ、オリジナルグッズなど、多彩なアイデアが次々に発表されました。真剣な報告の合間には笑顔も見られ、質疑応答では「もっとこうしたら面白くなるのでは」と活発に意見が交わされました。
社会イノベーション領域の専門ゼミでは、学生が地域や企業の現場に足を運び、聞き取りや調査を重ねながら、課題解決につながる企画を形にしています。今回の報告会は、これまでの成果を共有し、企画をさらに磨き上げるための大切な折り返し地点となりました。
■高井研究室・辺見研究室 合同中間報告会
7月22日(水)には、高井研究室と辺見研究室が、各クライアントの方々を片淵キャンパスにお迎えし、合同中間報告会を開催しました。
高井研究室
高井研究室では、昨年度に引き続き株式会社月香園製茶と連携し、日本茶を生かした地域活性化に取り組んでいます。企画班は、若者や外国人観光客、県外からの来訪者にも手に取ってもらえる商品を目指し、煎茶とエディブルフラワーを組み合わせた新商品の開発を進めています。広報班は、InstagramやTikTokで、日本茶を身近に感じてもらうための動画や投稿を発信しています。販売班は、店舗訪問、そのぎ茶市、クルーズ船客向け試飲会などを通じて、お客様の声を直接収集しました。試飲会では780杯を提供し、283件のアンケート回答を得るなど、学生の行動力が伝わる成果も報告されました。今後は、商品開発、情報発信、販売企画をつなぎ、10月の発売や学内イベントでの販売を目指します。
辺見研究室
辺見研究室では、株式会社ミクリヤ畜産グループ・株式会社橙と連携する班と、G・G戸根アクションクラブと連携する班が発表しました。前者は、生産者の思いや商品の魅力を伝えるため、親子を対象とした食育イベントや、SNS・公式LINEを活用した販売促進に挑戦しています。商品の背景にある物語をどう伝えれば、消費者の「食べてみたい」「応援したい」という気持ちにつながるかを考えています。後者は、琴海戸根町の竹林を地域資源として生かし、メンマや竹を使った企画、さらに「社が丘花園」の魅力発信と組み合わせたイベントを検討しています。竹害という地域課題を、地域ならではの楽しい体験に変えていく発想が紹介され、協力者からも具体的な助言が寄せられました。今後は、学園祭や地域イベントでの実践に向けて準備を進めます。
■間島研究室中間報告会
7月23日(木)には、間島研究室が、クライアントの方々を片淵キャンパスにお迎えして、中間報告会を開催しました。二つのチームが、地域密着型の印刷会社である東洋印刷所(TIC)と連携したプロジェクトを報告しました。くんちチームは、長崎くんちに出演する筑後町の返礼品や販売グッズを、若者の視点から企画しています。聞き取りや店舗調査を通じて、「感謝を伝えられること」「日常で使えること」「記念として長く残ること」を重視し、コースター、タオル、Tシャツ、ステッカーなどのデザイン案を検討しました。大学生チームは、大学生にTICをより身近に感じてもらうため、ゼミ・サークルTシャツの制作、オリジナルステッカーの受注販売、ステッカーデザインコンテスト、生協との連携などを提案しました。発表への講評を受けて、改めてプロジェクトの目的について見直すきっかけを得ることができました。今後は、長崎くんちに関わる方や大学生に価値が伝わるような商品の訴求や、TICの認知・ロイヤルティを高める広報の方法を具体化していきます。
■津留﨑研究室・木村研究室 中間報告会
7月24日(金)には、津留﨑研究室と木村研究室が、各クライアントの方々を片淵キャンパスにお迎えし、合同中間報告会を開催しました。
津留﨑研究室
津留﨑研究室では、「げげげチーム」と「PASSION&ENJOYチーム」が雲仙観光局と、「NFBチーム」が「つくるのわデザイン」と連携し、活動の進捗を報告しました。各チームは、現地調査や協力者との打合せを通じて見えてきた課題を整理し、「誰に、どのような価値を届けるのか」を意識しながら、企画の目的、対象者、実施方法及び今後の活動計画を発表しました。現場で得た気づきをもとに、観光や地域の魅力をどのように分かりやすく、楽しく伝えるかについて、学生らしいアイデアが示されました。質疑応答では、企画の実現可能性や参加者への伝え方、協力者との役割分担などについて、具体的な意見が寄せられました。学生たちはメモを取りながら熱心に耳を傾け、自分たちの企画を外から見直す新たなヒントを得ました。今後は、助言を反映しながら内容を磨き、地域の皆様に喜ばれる実践につなげます。
木村研究室
木村研究室では、琴海地域をフィールドとする3班が、「地域を知る人、好きになる人、関わり続ける人」を増やす取組を発表しました。フラックス班は、店主の人柄、お店のこだわり、地元の人の声、季節限定メニューなど、検索だけでは分からない魅力を盛り込んだジャンル特化型マップを制作しています。OHANA班は、琴海で活動する人々のストーリーをInstagramで発信するとともに、みらい長崎ココウォークで、琴海の特産品販売とVRペーロン、スラックラインなどの体験を組み合わせたイベントを企画しています。じもラボ班は、形上地区の地域限定SNS「まいこむ」の導入と利用促進に取り組み、説明・登録会や防災マップづくりを通じて、7月17日までに登録者71人、総投稿数55件となりました。現地で人に会い、地域を歩いたからこそ生まれた、個性豊かな企画が並びました。今後は、地域の皆様との対話を重ね、長く愛される取組へ育てていきます。
各報告後には、協力事業者・地域団体の皆様や教員、学生同士による活発な質疑応答が行われました。異なるテーマに取り組むゼミの発表を聞くことで、新たな視点や思いがけないアイデアも生まれました。各ゼミは、今回得られた助言を持ち帰り、さらに楽しく、地域や企業の皆様に喜ばれる企画へと磨き上げていきます。今後の学生たちの挑戦にご期待ください。
![]() 写真1 活動内容を発表する辺見研究室の学生 |
写真2 活動の目的や企画内容を発表する津留﨑研究室の学生 |
写真3 琴海の魅力を伝えるマップについて発表する木村研究室の学生 |
写真4 間島研究室くんちチームの発表 |
写真5 発表後の質疑応答の様子 |
写真6 参加者から意見や助言が寄せられる様子 |
■経済学部 社会イノベーション領域 専門ゼミ始動
https://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/news/news5014.html
■Instagram
o 津留﨑研究室:https://www.instagram.com/tsurusaki_seminar/
o 辺見研究室:https://www.instagram.com/henmi_zemi/
o 高井研究室:https://www.instagram.com/k.takai_zemi/
o 間島研究室:https://www.instagram.com/majimajima.zemi/
o 木村研究室:https://www.instagram.com/kimuralab/
