HOME > 大学案内 > 東日本大震災・支援活動 > 教育・人材育成 > 「夏季国内集中セミナー」を開催

東日本大震災・支援活動

福島未来創造支援研究センター

「夏季国内集中セミナー」を開催

2023年09月26日

 福島未来創造支援研究センターは、5日~8日に「地域から学ぶ復興学セミナー」を6日、7日に「災害・被ばく医療科学サマーセミナー」を福島県浜通り地区で行いました。これらのセミナーは福島イノベーション・コースト構想推進機構の「復興知事業(重点的取組)」の一環として行われたもので、いずれも国内の大学生等を対象に、福島の現状や被ばく医療科学について理解してもらうことを目的として開催したものです。今年度は現地開催に加え災害被ばく医療に関心がある方々を対象にオンラインで開催いたしました。

 

 

 「地域から学ぶ復興学セミナー」では95日に東京電力廃炉資料館、富岡アーカイブミュージアム、特定廃棄物埋立情報館リプルンふくしまの見学、かわうちラボの井出寿一氏から川内村の原子力災害からの復興についての講義を受けました。6日には請戸小学校震災遺構を見学した後、災害・被ばく医療科学サマーセミナーと合同で放射線被ばくと健康、クライシス・リスクコミュニケーションについての講義を受け、浜田元復興副大臣と高村教授との対談を行いました。その後東日本大震災・原子力災害伝承館を見学し、伝承館の語り部及びフィールドワークを行いました。7日はいわなの郷にて災害・被ばく医療科学サマーセミナーと合同で行われました。川内村の遠藤雄幸村長からは「これからの福島を担う若者に学んで欲しいこと」と題するご講演をしていただき、その後住民の方々と参加者の意見交換会が行われました。経済産業省の木野参事官より処理水についての講義、さらに農研機構万福先生からは除去土壌についてのワークショップが行われました。最終日の8日には双葉産業交流センターにて学生によるグループディスカッションとまとめが行われました。

 

 

 

 両セミナーには東日本国際大学やいわき短期大学といった福島県内の大学生、長崎大学と福島県立医科大学の共同大学院である「災害・被ばく医療科学共同専攻」修士学生といった様々なバックグラウンドを持った方が参加され、災害・被ばく医療科学分野の知識に加え、福島復興の現状について積極的に学び知見を深めるいい機会になったようでした。

 

 

(注):「復興知」事業について

福島イノベーション・コースト構想 (fipo.or.jp)(外部リンク)