片岡 凜 さん
薬学部 薬学科 1年 旭川東高等学校 (北海道)出身
一般選抜 前期日程
(取材&撮影 2026年4月)
憧れの薬剤師を目指して、
長崎で大学生活をスタート
片岡さんが薬剤師を目指したきっかけは、最寄りの薬局で出会った女性の薬剤師の存在でした。小学校の頃からアレルギー性鼻炎のため漢方薬を服用していましたが、子どもにとっては苦く、飲みにくいと感じることが多かったといいます。そんな不安を気軽に話せる雰囲気をつくり、生活に無理のない服用方法を提案してくれる薬剤師が頼もしく、片岡さんの心に強く残り、いつしか憧れるようになりました。

浪人生活を経て、今春、念願だった薬学部薬学科へ進学。学部での学びのほか、課外活動もスタートさせました。陸上部のマネージャーとして記録更新を目指す部員たちを支えるほか、長崎大学公式の学生広報スタッフへの参加を決めました。今後は大学サイトで学食のメニュー紹介やお気に入りの講義など、大学生活の魅力を発信する予定です。また、長崎はこれまで縁のなかった場所でしたが、美術館や大型ショッピングモールへも路面電車で20分ほど。コンパクトな街で、暮らしやすさを実感しています。長崎でさまざまな経験を積み重ねながら、将来は人に寄り添い、頼られる薬剤師を目指して一歩ずつ歩みを進めていきます。
志望校を考えるヒントを教えてください
自分のやりたいことや興味と向き合うこと
高校時代は、偏差値を基準に志望校を考えていましたが、浪人を機に予備校の先生と進路を見直し、意識が変わりました。先生から「例えば、長崎大学には薬学部以外に医学部と歯学部が揃っていて、共修科目がある。そして医歯薬学での研究実績が多い」とアドバイスを受けてから、大学全体の特色を見ることも大切だと気づきました。将来、病院で働く薬剤師を目指していた私は、学生のうちからチーム医療を学べる環境に魅力を感じ、長崎大学薬学部への進学を決めました。
周囲の助言を参考にしながら自分のやりたいことを見つめ直し、それに合った大学を選ぶことが、学習意欲の向上や入学後のミスマッチ防止につながると思います。
苦手科目の克服法を教えてください
物理は現象理解、数学は設問の本質をつかむこと
高校時代は、物理と数学に強い苦手意識を持っていました。浪人を決めて予備校に通い始めたことをきっかけに、「この2科目と本気で向き合おう」と決心し、それぞれの先生の指導を信じて真面目に取り組みました。
物理では、公式をただ暗記するのではなく、現象の本質を理解すること
を意識しました。公式がどのような考え方から成り立っているのかを一つひとつ確認することで、次第に物理の仕組みが面白いと感じられるようになりました。数学では、
問題の文章を丁寧に読み、何が問われているのかを正確に把握すること
を重視しました。数多くの問題を繰り返し解いて、徐々に必要な解法や考え方を短時間で導き出すように訓練しました。しっかり読み込むことが習慣化すると、不安も次第に減り、落ち着いて問題に向き合えるようになったと感じています。
浪人時代の物理のノートは基礎を確認するときのために今も手もとにあります。
個別学力検査(二次試験)に向けた勉強法を教えてください
3教科それぞれで戦略を立てて対策しました
薬学部の二次試験は、数学・理科(物理・化学・生物から1つ選択)・英語の3教科だったため、教科ごとに対策を分けて取り組みました。
英語では、共通テスト直後から英作文対策の練習を開始しました。過去問では社会的なテーマが多かったため、
毎日テーマを変えて書き、文法や語彙を工夫しながら英作文を行い、たとえ簡単な表現であっても自分の考えを伝えること
を意識しました。

数学では過去問を解いて出題傾向を把握しました。
設問の趣旨をつかめれば、基礎的な解法で対応できる問題が多かった
ため、問題文を丁寧に読み取ることを心がけました。

化学では、
時間のかかる理論化学の計算問題を意識し、暗記で解ける分野で時間を確保できるよう、時間配分を考えながら
演習を重ねました。
受験シーズンでの辛い時期をどう乗り越えましたか
先生方の言葉が支えになりました
高校時代は勉強以外の行事もあり気分転換ができましたが、浪人時代はひたすら勉強に打ち込む日々で精神的に追い詰められていたと感じます。また、「もう失敗できない」という不安や恐怖も常にありました。
その思いを予備校の先生に相談したところ、「努力を積み重ねて実力がついてきている分、失敗への意識が強くなってしまっている。
先のことを不安視するのではなく、今やるべきことに集中しよう」
と声をかけていただきました。この言葉に救われ、試験本番も目の前の問題に向き合うことができました。

   
充実した実務実習と、少人数ならではの仲の良さが魅力です

長崎大学薬学部の魅力は、通常の実務実習に加え、より実践的な知識や技能を身につけられる高次臨床実務実習Ⅰ・Ⅱがあることです。特に高次臨床実務実習Ⅱでは五島市や新上五島町などの離島地域での実務実習を経験できます。医療・福祉・保健それぞれの役割や相互のつながりを、実体験を通して学ぶことができ、チーム医療への理解を深められるので、今からとても楽しみにしています。
また、実際に入学して感じているのですが、薬学部は1学年80人と少人数のため、学年全体の仲が良いです。課題提出の際にはグループLINEで声を掛け合い、協力しながら取り組むなど心強い同期に恵まれ、とても良い環境で学ぶことができています。



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