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〒852-8521 長崎市文教町1-14
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長崎大学「第二期中期目標・中期計画における重点研究課題」の実施 にかかる助教の募集について

持続可能な東アジア交流圏の構想に向けた人文・社会科学のクロスオーバー
---「共生」概念の学際的統合にもとづいて---

1. 重点研究課題概要
 
本重点研究課題の目的は、学際的に統合された「共生」概念を軸にして、東アジアにおける文化的・経済的な交流の歴史と現在を捉え直し、持続可能な東アジア交流圏のあり方を探究することである。東アジアをフィールドとし、「自然との共生」、「他者との共生」、「記憶との共生」、「共生的組織」、「共生的市場」という5つの局面が交叉する場面において、諸主体の密接かつ長期の相互作用の可能性を探究する。
 >>「持続可能な東アジア交流圏の構想に向けた人文・社会科学のクロスオーバー」

2. 募集領域等
 
本重点研究課題では、東アジアをフィールドにして、人文科学ないし社会科学の方法によって、自然との共生、および文化的、社会的共生についての領域越境的研究を鋭意推進するとともに、当該重点研究課題に関連したシンポジウム、出版等に積極的に参画し、研究促進のための諸業務、連絡調整などのコーディネート、ポスドク、院生、学部生の研究に対する指導助言を担当しうる若手研究者を公募します。具体的には以下の研究分野等を想定していますが、募集領域をこれらに限定するものではなく、上記の研究課題の目的のうち、「自然との共生」、「他者との共生」、「記憶との共生」に合致している分野を研究していれば選考の対象とします。固有の専門領域を持ちながらも、東アジア全域を視野に入れつつ、人文・社会科学、さらには自然科学の他の領域へと越境していく志向を持っている方の応募を期待します。
(a) 都市計画学,造園学,または地理学の理論と方法を用いて、東アジアの諸都市における自然・人間・社会の共生の諸相を解明し、あるべき共生の空間を研究する。
(b) 社会学、人類学、または民俗学の理論と方法を用いて、東アジアにおける文化の混淆と共生の現在を解明し、文化的他者と共に生きる社会のあり方を構想する。
(c) 社会学、人類学、民俗学、または歴史学の理論と方法を用いて、東アジアの記憶をめぐる言説の抗争と共生の諸相を解明し、文化的、人的相互理解の可能性を探究する。

3. 応募資格
 
(1) 博士の学位を有すること。
(2) 担当する研究分野に関して優秀な研究業績を有すること。
(3) 大学院学生などとともに研究を自律的に推進する能力を備えていること。
(4) 下記採用予定期間内に重複して他の研究機関・企業等に所属しないこと。
(5) 採用時において40歳未満であることが望ましい。

4. 採用予定期間: 平成23年9月1日より平成28年3月31日まで
 
(ただし、外国に在住する者にあっては、審査、諸手続きの関係から採用開始が11月1日以降になる場合もあります。)

5. 給与・研究費
 
給 与:年間600万円程度(本学の関係規程により決定)
研究費:スタートアップ経費 初年度100万円程度(予定)

6. 研究施設及び設備の提供
 
研究施設・設備を提供します。

7. 提出書類:それぞれ正本1通、写1通を提出のこと。(日本語又は英語で作成のこと。)
 
(1) 履歴書(学歴、職歴、学位の種類、所属学会、学会での受賞歴、資格などを記載するとともに、6ヶ月以内に撮影した写真を貼付すること。連絡先にはメールアドレスを明記すること。)・・・1通
(2) 業績目録(著書、学術論文、その他、学会口頭発表に分ける。審査付きの論文を明示する。)・・・1通
(3) 学術論文の別刷(主要なもの5編以内、コピー可。なおそれぞれに要旨(600字以内)を付けること)
(4) これまでの研究概要(A4用紙1〜2枚)・・・1通
(5) 応募重点研究課題名・分野とそれへの参加にあたっての抱負(A4用紙1〜2枚)・・・1通
(6) 外部資金(科研費・助成金・受託研究費・共同研究費等)の獲得実績・・・1通
(7) ※上記(6)、(7)は必須要件ではありません。
※上記の書類はすべてA4判横書きとし、それぞれ別葉にすること。なお、各葉に氏名を記入すること。
※(1)は下記のMS-Word フォーマットからダウンロードできますが、その他の書類には所定の書式はありません。
Download application forms Word (MS-Word 66KB)

8. 応募締切:平成23年5月31日(火)17:00 必着

9. その他
 
(1) 応募書類は原則として返却しません。
(2) 書面審査を通過した者には、本学で実施するセミナーにおいて、現在行っている研究について講演を行っていただきます。その際の交通費は、本学が負担します。また、セミナー開催日にヒアリング審査も実施します。ただし、外国に在住する者にあっては、日程を調整する場合があります。

10. 内容に関する詳細情報・照会・連絡先
 
長崎大学環環境科学部
副学部長、課題リーダー:葉柳 和則
 TEL: 095-819-2739
 E-mail: hayanagi@nagasaki-u.ac.jp

11. 書類提出先
 
〒852-8521 長崎市文教町1−14
長崎大学 研究国際部 研究企画課 宛
(封筒に「テニュア・トラック助教応募書類(持続可能な東アジア交流圏の構想に向けた人文・社会科学のクロスオーバー)」と朱書の上、必ず郵便書留にて送付のこと。)
 
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