ホーム > 長崎大学について > 大学からのお知らせ > 今後開催予定のイベント情報一覧> 長崎大学リレー講座2016『未来を切り拓くチカラ』 > 第1回 満屋裕明氏
1980年代初頭、突如出現したAIDSは半数が1年で死亡するという「死の病」であった。しかし、HIV感染症/AIDSの病状・予後は化学療法の進歩で大きく改善、今や本疾患は「コントロール可能な慢性感染症」となった。しかし、本邦では新規感染・発症者数は依然として減少せず、限られた医療資源の公平な分配の見地からしても「予防としての治療」等の対応と啓発が最も中心的な戦略である。
満屋 裕明 長崎県生まれ。成績が程々で、母親への親孝行と考えて医学部進学、小説家か政治家になりたかったが、機会・才覚に恵まれず卒業。外科か精神科に進もうと思ったが、結局 サイエンスが進んでいると解釈した血液内科に入局。手先が器用で、偶然もあったと思われるが難しい内視鏡手技等もこなして、臨床だけでは先々時間を持て余して身が持つまいと早合点、勧められるまま研究を始めた。「1内科医の治療薬開発」の始まりである。 |
《ホスト役》 調 漸 /長崎大学 副学長(産学連携担当)
学長特別補佐(社会貢献担当)