2021年11月22日に実施しました。詳しくはこちら。
水循環に関する施策を総合的かつ一体的に推進するために制定された水循環基本法に基づき,2015年7月に水循環基本計画が閣議決定され,2016年5月には最初の水循環白書が公表されました。この中で地下水については,「地下水の存在する地下構造は,極めて地域性が高く多様性に富んでいること等から,地下水の賦存状況,収支や挙動,地表水と地下水の関係等は未解明の部分が多く,今後もこれらの実態把握等に努めることが重要である」(内閣官房水循環政策本部, 2016)と述べられています。
本研究では,水環境汚染と地域の農業振興のジレンマを抱える長崎県島原市をフィールドとして,文理それぞれの手法を駆使して,地域の水循環社会創成を目指した文理融合型研究を実施し,その結果の社会実装までを見据え,実質的な問題解決に資する研究を行います。
研究代表者:中川 啓(長崎大学 大学院水産・環境科学総合研究科(環境科学領域))教授