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シンポジウム「教員免許状更新講習と教員資質向上システムの開発」を開催

8月23日、長崎ブリックホール国際会議場において、長崎県教育委員会の後援を受け、教員免許状更新講習や今後の教員養成のあり方を探る「離島・へき地の地理的ハンディを克服する教員免許状更新講習と教員資質向上システム」と題したシンポジウムを開催しました。

 本シンポジウムには、長崎県内の小中高の校長・教頭をはじめ多数の教諭、及び講習を担当している県内大学の先生方など定員を上回る390名が参加し、熱心な討議がなされました。
はじめに、片峰茂長崎大学長から本シンポジウムに期待する開会の挨拶があり、つづいて渡辺敏則長崎県教育委員会教育長が、教員資質の向上に取組む決意をこめて挨拶がありました。

次に、基調講演1として、株式会社田中危機管理広報事務所の田中信和代表取締役社長による「教職員の危機管理 〜事例に学ぶ必須知識と心得〜」と題した講演が行われました。

 午後からは、文部科学省初等中等教育局教職員課の日向信和教員免許企画室長による「中教審特別部会の報告について」の講演が行われました。この中で、中教審が答申する教員養成の修士レベル化及び教育委員会と大学との連携・協働による教員の資質能力の向上方策について述べられると、参加者はメモをとるなど熱心に聴き入っていました。
この後、橋本健夫長崎大学学長特別補佐を座長とし、パネリストに小中高の教員の他に長崎県教育委員会、長崎大学教員、保護者代表がなり、特別コメンテーターに基調講演を行った日向信和教員免許企画室長を加えたシンポジウムが行われました。各パネラーは3ヶ月間にわたる小委員会での意見交換を踏まえた形で教員の資質向上に関する提案をされ、会場からそれに応える意見も多く出されました。

 最後に、長崎県教員免許状更新講習連絡協議会会長の堀内伊吹長崎大学副学長から、本日の基調講演とシンポジウムにより今後の教員養成のあり方及び免許状更新講習を検討する上で有意義な成果が得られたとの閉会の挨拶があり、盛会裡にシンポジウムは終了しました。

挨拶をする片峰学長
挨拶をする片峰学長

挨拶をする渡辺長崎県教育長
挨拶をする渡辺長崎県教育長

講演する日向教員免許企画室長
講演する日向教員免許企画室長

シンポジウムの様子
シンポジウムの様子

熱心に聴講する参加者たち
熱心に聴講する参加者たち