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「日高剛ホルンリサイタル〜長大生とともに〜」を開催

9月23日、長崎大学創楽堂において、本学の卒業生でNHK交響楽団首席代行のホルン奏者日高剛(ひだかたけし)氏をお迎えし、長崎大学主催「日高剛ホルンリサイタル〜長大生とともに〜」を本学高度化推進経費(社会のニーズに沿ったシンポジウムや市民公開講座、音楽会や展覧会の開催を支援する)の補助により開催しました。

 はじめに、本企画の立案者の一人である山口恭弘副学長から「若くして国際舞台に進出し、世界有数のオーケストラであるNHK交響楽団の首席代行ホルン奏者が長崎大学経済学部から輩出されたことから、夢を持ち続けチャレンジすることで誰にでもチャンスがあることのよいお手本としてこのリサイタルを感じ、楽しんで欲しい。」との挨拶がありました。

通常の演奏会であれば壇上から演奏があるところですが、ご本人のアイディアで創楽堂の造りを上手く利用し、ホールの外から第1曲目の「狩りのランデヴー」(ロッシーニ作曲)を演奏しながら客席の間から入場するという粋なはからいで幕を開けました。学長挨拶・記念品贈呈に続き、学生への海外へのチャレンジや外国語の重要性などをご本人の体験からお話頂きながら、ホルンソロ(ピアノ伴奏付)と本学管弦楽団のメンバーとのアンサンブル(モーツアルト作曲ピアノと木管のための五重奏曲変ホ長調K.452から3楽章)での夢の共演があり、あっという間の第1ステージでした。

休憩後、今回、日高さんの伴奏を行って頂いた東京在住のピアニスト大室晃子さんが長崎や本学への想いのこもったご挨拶のあと、今年生誕150周年を迎えたフランスの作曲家ドビュッシーのピアノソロを演奏され、観客を魅了されました。そして最後に、ブラームス作曲のホルン三重奏曲変ホ長調作品40が、日高さんのホルン、教育学部音楽科の学生のヴァイオリンとピアノで演奏されました。極めて難易度の高いこの曲を日高さんはもとより、音楽科の学生2名も日頃の練習の成果を発揮し見事な演奏でイベントを締めくくってくれました。演奏会終了後は市内のレストランで日高さん、大室さんとの食事会が催され、予定外の30名ほどで夜更けまで音楽談義に花が咲いていました。

 日高さんの軽妙な語り口と高いレベルの演奏と相まって、終始和やかな中にも随所に響く世界レベルの音楽のハーモニーに、参加した高校生・大学生たちには特に大きな刺激となった様子でした。

 

演奏する日高氏
演奏する日高氏

日高氏と大室氏による演奏の様子
日高氏と大室氏による演奏の様子

演奏後挨拶の様子
演奏後挨拶の様子