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病院が手術室など高度医療の中核施設を備えた新中央診療棟を改築へ

安全祈願祭
神職とともに安全祈願する関係者たち

挨拶する河野茂病院長
挨拶する河野茂病院長

長崎大学病院は平成24年12月末から手術室や検査部門などの高度医療に対応した新中央診療棟の改築に着工します。今回の工事は平成16年から始まった再開発計画の最終段階で、平成28年2月完成予定。これまで入院機能を備えた病棟や新外来棟など新たな施設を整備してきました。

新中央診療棟は新たに手術室を増設し、患者さんの手術までの待機時間の短縮など効率化を図ります。建物は地下1階、地上7階鉄骨鉄筋コンクリート造で、屋上にはヘリポートを設置。ヘリコプターが離発着できる環境を敷地内に備えることで、脳死による臓器提供や移植の場面でのさらに迅速な搬送に対応できるようになります。

着工に先立ち、12月26日に行われた安全祈願祭には病院、大学の関係者ら約40名が出席し、工事の無事を祈りました。神事後、片峰茂学長は「さらに高度な医療が期待される。地域医療の中核病院として役割を果たしてほしい」とあいさつ。河野茂病院長も「工事期間中は患者さんにご迷惑がかからないように配慮したい。将来にわたり、大学病院の高度な医療技術を維持し、県民に高い医療技術を提供できる人材を育成するためにも新中央診療棟には大切な役割がある」と強調しました。