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「ながさき急性期病院パートナーシップ」がスタート 長崎市、近郊の20病院と連携

パートナーシップロゴ

長崎大学病院は7月1日から、長崎市内と周辺地域の20病院と連携する「ながさき急性期病院パートナーシップ」をスタートさせました。

ロゴマークを掲げた20病院は長崎大学病院と連携した「ながさき急性期パートナーシップ病院」で、地域全体で患者さんを診るという体制を整えました。

   

現在の医療制度では「急性期」「慢性期」など患者さんの病状に合わせて医療を提供するよう、病院の機能分担が推進されています。その中で長崎大学病院は救命救急医療などの急性期の診療を担いつつ、臓器移植などの高度医療、さらに教育病院としての人材育成、新薬の開発などの研究など、さまざまな分野で社会的役割を果たしてきました。

しかし近年、入院患者数や手術件数が増加。さらに脳卒中の患者さんなど緊急の救急患者の受け入れも増え、ベッド稼働率が90%を推移する状況になってきました。

そこで、今年1月、それぞれの病院の役割を明確に分担しながら地域で診る「ながさき急性期病院パートナーシップ」のシステムを長崎大学病院が提案、急性期を担う長崎市や近郊の病院に協力を要請しました。4月までに、20病院から患者さんの受け入れなどで連携することに同意を得ました。本院の地域医療連携センターや主治医が患者さんの同意を得ながら、転院を調整する予定です。

河野茂病院長は「パートナーシップ病院とはしっかりと協力体制を築いていくので、患者さんに安心して地域の病院でも診療を受けてもらいたい」と強調しています。

記者会見
記者発表する関係者(6月28日長崎大学病院)