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工学研究科3名が応用測量学会論文奨励賞を受賞

工学研究科 博士後期課程 生産システム工学専攻 システム工学コース 西村 正三氏(平成25年3月修了)、工学研究科 博士前期課程 総合工学専攻構造工学コース 緒方 宇大さん、工学研究科 システム科学部門 持続可能社会創成分野 松田浩教授が応用測量学会論文奨励賞を受賞しました。

工学研究科 博士後期課程 生産システム工学専攻 システム工学コースを今年3月に修了された 西村 正三氏((株)計測リサーチコンサルタント)、工学研究科 博士前期課程 総合工学専攻 構造工学コース 1年 緒方 宇大さん及び工学研究科 システム科学部門 持続可能社会創成分野の松田浩教授、ほか3名は、公益社団法人日本測量協会において、「橋梁維持管理における遠隔測定法の開発と評価」と題した論文で論文奨励賞を受賞しました。

少子高齢、人口減少に伴う過疎化の進行、自治体の財政難など、今後益々社会インフラを維持管理する上で危機的な状況になることが予想されています。例えば、離島や半島の渡海橋の点検には仮設足場費用が総点検費用の大部分を占め、足場なしでは目視点検情報の取得すら困難な場合もあります。

受賞論文は、これまで開発・実用化されつつある写真計測、3D レーザスキャナ、ギガピクセル撮影などの光計測技術と先端技術である無人飛行体(UAV)を用いて、橋梁の維持管理に活用・発展させ、仮設足場を全く必要としない極めて低コストな橋梁点検システムを開発し、その有効性を検討したものです。本システムを用いれば、目視点検のばらつき解消、低コスト化による点検頻度の増加、などによりインフラ長寿命化に寄与することができます。本研究チームは、今後も、橋梁等のインフラの長寿命化は言うまでもなく、軍艦島などの産業遺産等の点検や維持管理への技術開発や研究に邁進していく所存です。
 

 



賞状

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