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貞方三枝子副看護部長が表彰論文賞を受賞

平成25年8月25日,本院看護部の貞方三枝子副看護部長は「『フィッシュ!哲学』導入における看護師の職場活性化-職務満足度とモチベーションの分析から-」の発表により学術論文奨励賞を受賞しました。

フィッシュ哲学はアメリカ,シアトルにある魚市場で誕生しました。
倒産寸前だった魚市場の職員が,自分の意思で仕事を楽しみ,生き生きとした職場環境に生まれ変わったことから,日本でも導入されるようになりました。
本院では2009年に導入しました。

フィッシュ哲学の導入がどのような効果をもたらすのか,学術的なデータがこれまでなかったことから,同氏は本院で働く1382名の看護師(2008年,2009年の各1回)4573名(2008年,2009年の各2ヶ月間)の患者を対象に患者満足度や,挨拶,人間関係などの項目を評価。フィッシュ哲学を導入したことで職場環境にどのような変化をもたらすのか,その変化を明確にするとともに,職場の活性化について分析しました。フィッシュ哲学をうまく導入している部署は,看護師のモチベーションも向上し,結果患者満足度が高いことがわかりました。 
貞方三枝子看護師は「今後もフィッシュ哲学が院内に浸透し,ますます職場が活性化していくよう推進していきたい。また,このフィッシュ実践状況の評価方法の検討や評価表を改善し,離職率や新人看護師の定着などに有効に活用していきたい」と語りました。

貞方三枝子副看護部長

表彰状