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水産・環境科学総合研究科の山中明君が日本地下水学会2014年春季講演会若手優秀講演賞を受賞

近 年,社会の多様化に対する認識が高まるにつれ,何らかの障害のある人も障壁なく社会に参画できる機会が担保されるよう,様々な動きが見受けられます。そこ で長崎大学では,障害のある学生が,より平等かつ公平な教育を受ける機会を実現すべく,平成25年8月1日付で『障がい学生支援室』を設置しました。
ま た、平成24年12月に「障がいのある学生の修学支援に関する検討会報告(第一次まとめ)」がまとめられ,高等教育段階における障害のある学生への修学支 援について提言されています。平成25年6月には「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が公布され,障害を理由とする差別の解消の推進が求め られています。
今後,長崎大学は障害のある学生に対してより積極的に支援するために学内体制を整備し,学生のみならず支援に携わる教職員への支援も行いつつ,障害のある学生も心地よく勉学できるコミュニティの構築を目指して参ります。
並行して,外部団体や組織との連携を図りつつ,修学のみならず,入学や就職活動においても配慮並びに支援を充実していく所存です。
ついては,高等教育段階における障害のある学生への修学支援について,我が国の現状や動向及び米国での状況を理解し,今後の長崎大学における修学支援を充実させることを目的として別紙のとおり記念講演会を開催しますので,多数ご参加くださいますようご案内いたします。
水産・環境科学総合研究科 博士前期課程 環境保全設計学専攻1年(環境地下水学研究室)の山中明君が,日本地下水学会2014年春季講演会(2014年5月24日:東京大学 本郷キャンパス)にて行った発表で,若手優秀講演賞を受賞しました。

受賞対象となった研究内容は,環境科学部の卒業研究として実施した「動電学的手法による土壌・地下水中の汚染物質除去モデルの検討」と題するものです。最近,国際的な食品安全基準の見直しや,東日本大震災による放射能汚染を背景として,農用地における汚染土壌の浄化が大きな課題の一つとなっています。本研究は,このような農用地における土壌汚染に対して,動電学的手法の適用を検討する際に使用するためのオリジナルな数値計算モデル構築と計算例について報告したものです。

山中君は環境科学部生として在学中,指導教員と協力し,数値計算モデルのプログラミングや計算結果の解析を実施して,研究内容を精力的にとりまとめ,今回の受賞に至りました。

なお,授賞式は日本地下水学会2014年秋季講演会(2014年11月6日〜8日:くまもと県民交流館パレア)において行われました。





顔写真

顔写真

熊本で開催された受賞式の様子(山中君,くまモン,嶋田会長)

熊本で開催された受賞式の様子
(山中君,くまモン,嶋田会長)

賞状

賞状
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