HOME > NEWS > 詳細

News

ここから本文です。

「長崎地域国際化フォーラム:JET/産学官連携会議」を経済学部で開催

近 年,社会の多様化に対する認識が高まるにつれ,何らかの障害のある人も障壁なく社会に参画できる機会が担保されるよう,様々な動きが見受けられます。そこ で長崎大学では,障害のある学生が,より平等かつ公平な教育を受ける機会を実現すべく,平成25年8月1日付で『障がい学生支援室』を設置しました。
ま た、平成24年12月に「障がいのある学生の修学支援に関する検討会報告(第一次まとめ)」がまとめられ,高等教育段階における障害のある学生への修学支 援について提言されています。平成25年6月には「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が公布され,障害を理由とする差別の解消の推進が求め られています。
今後,長崎大学は障害のある学生に対してより積極的に支援するために学内体制を整備し,学生のみならず支援に携わる教職員への支援も行いつつ,障害のある学生も心地よく勉学できるコミュニティの構築を目指して参ります。
並行して,外部団体や組織との連携を図りつつ,修学のみならず,入学や就職活動においても配慮並びに支援を充実していく所存です。
ついては,高等教育段階における障害のある学生への修学支援について,我が国の現状や動向及び米国での状況を理解し,今後の長崎大学における修学支援を充実させることを目的として別紙のとおり記念講演会を開催しますので,多数ご参加くださいますようご案内いたします。

11月28日、経済学部において、「長崎地域国際化フォーラム:JET/産学官連携会議」を開催しました。これは、経済同友会(東京)の協力の下、同学部を基幹組織とし、長崎都市経営戦略推進会議、長崎経済同友会、長崎県国際課、長崎市国際課に参加を仰ぎ、地域活性化・国際化を目指した長崎県内のJETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)経験者を中心とする産学官共同事業のキックオフに向けたものです。

同学部はJET経験者を研究生や大学院生として受け入れ、同学部が推進しているグローバル人材育成事業への支援や、学生・教員・地域の企業人が参加する地域活性化プロジェクトを計画しており、同学部同窓会「瓊林会」はJET経験者への経済的支援をすることを決めています。

このフォーラムでは、東京から経済同友会で知日派・親日派の拡大に向けた戦略的活動をされている双日総合研究所取締役社長で長崎大学客員教授の多田幸雄氏や地方分権・道州制委員会副委員長で全日本空輸取締役執行役員の志岐隆史氏、文部科学省初等中等教育局国際教育課長の榎本剛氏など数々の専門家を招いて、地域の現状や今後のプロジェクトの方向性について議論しました。

JET経験者が地域の国際化に貢献するスキームの構築は、この長崎の事例が日本で初めてのものであり、グローバル人材育成や地域活性化の具体的方策として今後の取組みをリードする事例となるものと思われます。

また、同日夜には、市内のホテルにおいて、長崎経済同友会主催による「JETプログラムに関するセミナー」と「JETプログラム参加者と企業経営者の懇談会」が開催されました。これは、5月に東京で開催された懇親会の第2弾となるもので、東京以外の都市では初めて開催されたものです。

フォーラムの様子

フォーラムの様子

多田幸雄氏(中央)

多田幸雄氏(中央)