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ケニアロボットコンテスト2015に長崎大学工学部教授が審査員に、講義も開催

5月11日〜15日まで開催された第4回National Science Weekのメインイベントとして、今年で通算7回目の大会となるケニアロボットコンテストが ナイロビ大学にて開催されました。

今回ケニア教育科学技術省Suda次官からの直々の要請で、本学工学部から喜安千弥教授、柴田裕一郎准教授が審査員として参加しました。また省からの強い要望で初日にケニアの大学や高専等の教員を対象として講義を行い、集まった先生方は真剣な表情で受講し、講義資料も先生方の学生指導用資料として広く共有されました。

今年のルールは教育科学技術省の方針で「自分達の手の届く技術範囲での競い合い」を目標とし、コンテストには27のロボットが競技に参加、1校で2台を用意してくる学校も幾つかありました。すべてのタスクをクリアーし、競技時間3分以内、どれだけ早く終了させるかを競う場面もあり白熱した競技となったため、狭い競技場は応援する人達の熱気に包まれていました。1位から3位までの学校とBest Foreign Instituteには、工学部の有志の先生方が日本で購入された日本の技術の粋を実感できる賞品が手渡され、学生達は目を輝かせていました。その他ケニア拠点からはBest Constructed Robot, Judges Awardsに賞品が提供されました。今回はNational Science Week主催者であるNational Commission for Science, Technology and Innovation (NACOSTI)もロボットコンテストをメインイベントと位置付けたことを証明するように自らベストロボットや学校を選び、賞品を授与しました。途中で動かなくなっても、または全く動かなかったとしても何一つ怯むことなく自分達で作成したロボットと向き合う学生達。他の参加校のロボットから、また先生方のアドバイスから学び、より良いロボットを作ろうとしている学生達。また来年も作り続けてと願う5日間でした。 

 

1位のMeru Technical Training Instituteのメンバーと

1位のMeru Technical Training Instituteのメンバーと

ロボットの説明を受ける喜安先生と柴田先生 

ロボットの説明を受ける喜安先生と柴田先生

ロボットの調整をする生徒達

ロボットの調整をする学生達

教育科学技術省担当官から紹介を受ける柴田先生

教育科学技術省担当官から紹介を受ける柴田先生

講義をする喜安先生

講義をする喜安先生