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平成27年度動物慰霊祭を挙行

   9月17日,毎年実施している動物慰霊祭を,施設利用者及び関係者約120名参列のもと,医学部基礎研究棟1階セミナー室において,執り行いました。

   参列者全員により黙祷が行われた後,小守壽文先導生命科学研究支援センター長から,「近年、生命科学は目覚ましい発展を遂げていますが、その成果の多くは動物実験に依存したものであり、動物実験による恩恵は、広く人類の福祉に貢献しているものであり、実験動物たちの犠牲のうえに人類の生存と繁栄があることを忘れることはできません。また、実験に関連して生命を失った動物に対して謝恩の志を捧げるばかりでなく、生存中の動物に対する道義的・倫理的な扱いに、可能な限り配慮しなければなりません。実験動物及び実験動物の福祉の基本理念である3Rの原則、苦痛の軽減、使用数の削減、代替法の活用を遵守し、研究を遂行してまいります。」と慰霊の辞が述べられました。

   引き続き,施設利用者を代表して医歯薬学総合研究科の水崎博文助教から,「私達は,複雑な生命現象の解明のため,医薬品の開発や薬物療法の構築のために,さまざまな研究を行っております。これらの研究の最終目的は,私達人間の生活の向上や福祉への貢献であることは言うまでもありません。研究上必要不可欠と思われる動物実験ですが,ある大発見の裏に,膨大な動物の犠牲が存在するのですから,私達はこのことを決して忘れることがあってはなりません。必要最低限の実験動物の使用,苦痛を与えない手法,そして動物に対して,常に哀悼と敬意の念を持って研究を行っていくことを誓いたいと思います。」と慰霊の辞が述べられました。

   その後,大沢一貴先導生命科学研究支援センター比較動物医学分野長から挨拶があり,最後に参列者全員による献花が行われました。

参列者全員による黙祷
小守センター長による慰霊の辞
水崎助教による施設利用者代表の慰霊の辞
参列者全員による黙祷 小守センター長による
慰霊の辞

水崎助教による
施設利用者代表の慰霊の辞