2015年11月26日
11月14日、長崎平和大学(長崎県民と長崎地域の新入留学生、日本人学生に対する平和学習及びバスハイク)を開催しました。本事業は公益財団法人中島記念国際交流財団助成を受けて、平成21年度から年2回実施しています。第14回となる今回は、日本を含む18カ国・地域からの学生238名の参加がありました。 午前中は、長崎市平和会館で深堀譲治さんをお迎えして、原爆で母や2人の弟、妹、合わせて家族4人を亡くされたこと、原爆投下の翌日の様子等を写真や地図を見ながらお話を聞きました。講話の後、参加していた留学生から「今でも辛いと思うことや不便なことはありますか。」という質問がありました。それに対して深堀さんは、「最初は被爆当時の話をするのは嫌で仕方なかった。しかし、最近は話をして様々な人に原爆の恐ろしさを知ってもらうために話しています。」というお話がありました。 午後からは、平和案内人(ボランティアガイド)の説明を受けながら平和公園、原爆落下中心地等の被爆遺構を巡り、原爆の悲惨さや平和の大切さを実感しました。その後、長崎原爆資料館、長崎歴史文化博物館を見学しました。長崎歴史文化博物館では、鎖国時代の長崎の様子や、江戸時代の奉行所を再現した参加型の時代劇を見るなど、長崎の文化・歴史について学びました。 今回参加した学生たちは、「一人ではこのようなことを体験できなかったと思う。とても勉強になった。」という感想を述べていました。 |
被爆体験講話(長崎大学中部講堂) 平和公園での見学 原爆落下中心地の見学 長崎歴史文化博物館の見学
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