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長崎大学・雲仙市共催「地熱シンポジウムin雲仙」を開催しました

平成29年2月17日,長崎大学は,雲仙市と共催で「地熱シンポジウムin雲仙〜地熱エネルギーをいかしたまちづくりとレジリエントな地域の創生〜」を開催しました。

本シンポジウムは,本学の中期計画:環境変動・自然災害・地下水汚染などの地域社会の環境課題に対する「地域レジリエンスモデル」を産学官連携で構築するとともに,環境課題解決に貢献する実践的能力を備えた人材を育成する学部・大学院一貫の文理融合教育プログラムの開発・実施,同じく,本学の年度計画:島原半島地域におけるレジリエンス教育研究推進拠点の形成へ向けたネットワークの構築に着手する事業の一環として,大学高度化推進経費(年度計画対応経費)の支援の下,開催されたものです。

本シンポジウムでは,講演講師に名古屋大学大学院環境学研究科教授の丸山康司氏を迎え,「再生可能エネルギーと地域の豊かさ」という演題で講演をいただき,本学教職員,学生,雲仙市役所職員,地域住民,同時開催のエネルギー技術展示会に出展した各企業職員の方々など,114名が熱心に講演を拝聴しました。

引き続き,小浜温泉における地熱発電技術研究開発プロジェクトに関わったJASFA,東京海洋大学,産業技術総合研究所から事例報告が行われた後,テーマ「地域資源とエネルギー技術の関わり」と題し,信州大学経法学部教授小林寛氏をコーディネーター,丸山講師をコメンテーター,事例報告者をパネリストとして,パネル・ディスカッションが行われ,活発な質疑応答が交わされました。

今後は,本シンポジウムの開催を契機に「環境レジリエンス研究」が進展し,社会経済システムと自然環境システムを統合したレジリエントな社会環境システムへの道を開く成果を生み出すとともに,レジリエンス教育研究推進拠点形成へ向けた地域ネットワークの連携・強化が期待されます。

講演講師 丸山康司 氏
講演講師「丸山康司氏」

パネル・ディスカッション風景
パネル・ディスカッション風景