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展覧会「Chernobyl Lessons for the future. Solidarity with Hiroshima and Nagasaki.(チェルノブイリの未来への教訓:広島と長崎との連帯)」の記念式典で一瀬休生教授が長崎大学の活動を紹介

2017年4月26日、ケニアのウクライナ大使館はナイロビの国連事務所でチェルノブイリ原発事故から31年目の節目に、展覧会「Chernobyl Lessons for the future. Solidarity with Hiroshima and Nagasaki.(チェルノブイリの未来への教訓:広島と長崎との連帯)」を開催しました。

展覧会には、チェルノブイリへの医療支援活動を25年以上続けてきた長崎大学を代表して長崎大学アフリカ拠点長の一瀬休生教授が出席し、「長崎大学では、1991年5月から直接的なチェルノブイリ現地支援を開始し、その後ソ連邦の崩壊に伴ってベラルーシ共和国、ロシア連邦.ウクライナの3か国に拡がる放射能汚染地域の検診活動に参画してきました。特に、チェルノブイリを中心として1991年から1996年にかけて16万人の学童検診を実施し、そのうち12万人のデータを集計してベラルーシ共和国ゴメリ州における甲状腺異常、特に小児甲状腺がんの頻度がきわめて高いこと等を明らかにするなど,チェルノブイリへの医療支援活動を行ってきました。以来25年間、本学から派遣された専門家は延べ数百人に及び、また現地から本学に医療研修や学術会合、共同研究などに訪れた医療関係者も数百人を超えます。」と、本学の活動を紹介しました。

この展覧会は、4月26日から28日までの3日間、ポスターの掲示や様々なビデオを放送し、多数の来場者にチェルノブイリの教訓を伝えました。

記念式典で長崎大学の長年にわたる 活動を紹介する一瀬拠点長
記念式典で長崎大学の長年にわたる
活動を紹介する一瀬拠点長

展覧会「Chernobyl Lessons for the future. Solidarity with Hiroshima and Nagasaki.(チェルノブイリの未来への教訓:広島と長崎との連帯)」の記念式典で一瀬休生教授が長崎大学の活動を紹介

チェルノブイリの教訓を語るパネルを前に足を止め意見を交わす来場者