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水産・環境科学総合研究科の藤井秀道准教授が、 日本地下水学会において、若手優秀講演賞を受賞しました。

大学院水産・環境科学総合研究科の藤井秀道准教授が、「日本地下水学会2016年秋季大会」において若手優秀講演賞を受賞しました。同賞は本学会の口頭発表の中から特に優れた発表を行った若手発表者に対して授与されるもので、2017年5月20日に授賞式が行われました。

受賞対象となった「窒素負荷ポテンシャルの要因分解分析:島原半島の事例研究」は、水産・環境科学総合研究科の中川啓教授、利部慎助教との共同研究であり、硝酸性窒素による地下水汚染が深刻化している島原半島において、汚染源となる諸要因の変化を明らかにしたものです。これら要因変化に関する情報は、限られた自治体予算の中で効果的かつ経済的に汚染対策を講じるために有用な情報であると評価され、受賞に至ったものです。

なお、本研究は経済学を主とした社会科学的アプローチと、水工学を主とした自然科学的アプローチによる文理融合型研究であり、本研究成果は下記の学術論文で公表しております。

Fujii, H., Nakagawa, K., Kagabu, M. (2016). Decomposition approach of the nitrogen generation process: Empirical study on the Shimabara Peninsula in Japan. Environmental Science and Pollution Research vol. 23(22), pp. 23249–23261.

https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs11356-016-7522-3

藤井秀道准教授

写真左より、水産・環境科学総合研究科
中川啓教授、藤井秀道准教授、利部慎助教

賞状

賞状