2017年08月18日
2017年8月5日(土)、公開学術講演会「アフリカ研究50年−日本の国際貢献−」(主催:日本学術会議第二部、共催:長崎大学)が本学医学部良順会館で開催されました。 この講演会は、本学の山下俊一理事が会員である縁で長崎にて開催された日本学術会議第二部夏季部会にあわせて開催されました。当日は一般市民や高校生、本学の学生・教職員など約170名が参加しました。 冒頭、開会挨拶は日本学術会議の大西隆会長(豊橋科学技術大学学長・東京大学名誉教授)と本学の片峰茂学長により行われ、日本の大学によるアフリカ関連研究の意義、長崎大学のアフリカでの研究活動が概説されました。 続いて、ゴリラ等霊長類研究で知られる京都大学の山極壽一総長が、特別講演「ゴリラと歩いたアフリカ」と題して霊長類研究の歴史やアフリカのゴリラの生態等について、映像を交えながら説明しました。 その後、本学の研究者により、50年にわたるアフリカでの熱帯病・感染症に関する研究やそれらを通した国際貢献について、以下の講演が行われました。 ・ 金子 聰(熱帯医学研究所教授) 「アフリカでの感染症研究:長崎大学の50年と日本の方向性」 ・ 平山 謙二(熱帯医学研究所長) 「漢方を用いた熱帯病治療薬の開発研究」 ・ 北 潔(熱帯医学・グローバルヘルス研究科長) 「ねむり病は眠らない」 ・ 安田 二朗(熱帯医学研究所教授) 「エボラ出血熱、ラッサ熱の流行発生地を経てシュバイツアー博士ゆかりの地へ」 最後に日本学術会議第二部の長野哲雄部長(東京大学名誉教授・創薬機構客員教授)により閉会の挨拶があり、長崎で本講演会を開催できたことへの謝意が延べられました。 ご参加いただいた皆様、酷暑のなか足をお運びいただきありがとうございました。 日本の学術界及び本学のアフリカにおける教育研究活動へのご理解を深めていただける機会となりましたら幸いです。 |
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会場:良順会館 | 司会進行:山下俊一 長崎大学理事 |
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開会挨拶:大西隆 日本学術会議会長 | 開会挨拶:片峰茂 長崎大学学長 |
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講演風景 | 特別講演:山極壽一 京都大学総長 |
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講演:金子聰 熱帯医学研究所教授 | 講演:平山謙二 熱帯医学研究所長 |
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講演:北潔 熱帯医学・グローバルヘルス研究科長 | 講演:安田二朗 熱帯医学研究所教授 |
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閉会挨拶:長野哲雄 日本学術会議第二部部長 |