2017年08月21日
インフラメンテナンス大賞は、インフラの老朽化が深刻化する中で、メンテナンスに関する優れた取組や技術開発を顕彰することで、ベストプラクティスとして広く紹介するものです。これによって、インフラメンテナンスに係る事業者、団体、研究者等の取組を促進し、メンテナンス産業の活性化を図るとともに、インフラメンテナンスの理念の普及を図ることを目的としています。 2016年11月に発足した「メンテナンス国民会議」に参加する国土交通省、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省及び防衛省がそれぞれの所管分野で受賞者を募りました。応募があった248件から、有識者委員会の審査を得て28件(各省大臣賞、特別賞、優秀賞)が選ばれました。 長崎大学インフラ長寿命化センターと岐阜大学、山口大学、愛媛大学、長岡技術科学大学、舞鶴工業高等専門学校は、「社会資本の整備と維持管理等における人材育成コンソーシアム」を組織し、2017年2月に覚書を締結しました。5大学と1高専は社会人の学び直し事業として、道守等のインフラ維持管理技術者の育成を継続しています。岐阜大学を代表団体名としてコンソーシアムでの取組をまとめた「健全なインフラメンテナンスをリードする技術者の育成事業(ME養成と道守養成)」が今回文部科学省特別賞に選ばれました。それぞれの地域では、産官学からなる人材育成のための協議会等を立ち上げ、技術者育成だけでなく、育成された技術者のフォローアップを通じて、建設業界の活性化に寄与していることが受賞理由であります。特に長崎の道守認定者はインフラの異常通報、道路清掃、ボランティア点検活動に加えて、技術者としての活躍等で具体的な成果を挙げていることが評価されました。 授賞式は7月24日、中央合同庁舎2号館地下2階講堂で開催されました。 |
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特別賞の長崎大学宛の賞状 | インフラ長寿命化センターにおける 道守認定者の皆様との記念写真 |