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水産・環境科学総合研究科博士後期課程1年の刀祢和樹君が6th International Bio-logging Symposium(第6回国際バイオロギングシンポジウム)で優秀ポスター賞を受賞

平成29年9月25〜29日にドイツ・コンスタンツで開催された第6回国際バイオロギングシンポジウムにおいて、水産・環境科学総合研究科博士後期課程1年の刀祢和樹君(指導教員:海洋未来イノベーション機構・河邊玲教授)が優秀ポスター賞を受賞しました。
この優秀ポスター賞は、若手や学生に限った発表だけでなく、各国の著名な研究者を含んだ200題以上の全てのポスター発表の中から厳選されて送られたものです。
本研究は、バショウカジキの筋肉内の深部から表皮近くの数点に温度センサを埋め込んで自然環境下で遊泳中の個体から同時かつ連続的に水温と体温データを記録しました。外温性魚類(体温維持を外部の温度環境に依存する魚)において、海水と接している体表から順に冷やされるだけでなく、体深部からも冷えていることを明らかにしました。これは鰓で呼吸時に冷やされた血液が体深部に循環することを示唆しており、魚類が中から冷えているという証拠を自然環境下で遊泳中の魚において初めて示した研究として高く評価されました。

刀祢和樹君

受賞風景

賞状