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平成30年度(第41回)熱帯医学研修課程修了式を挙行

6月29日、熱帯医学研究所において、熱帯医学研修課程修了式を挙行しました。

この研修課程は、熱帯地における保健医療分野の活動に従事しようとする人、国内や熱帯地における活動で熱帯医学の知識と技能を必要とする人などに、熱帯地における医学的諸問題についての広範囲な知識と、それらを応用するにあたって必要な基本的技術を習得させることを目的として、国内で唯一、本研究所が実施しています。

今年度の研修生は21名で、4月2日から6月29日までの3か月間、所内での講義・実習及び野外実習により、寄生虫学、ウイルス学、免疫遺伝学等のほか熱帯地の風土や文化、国際協力の現状と重要性について学びました。

修了式では、濱野熱帯医学研究所副所長から、研修生一人ひとりに対する修了証書及びディプロマの授与後、“愚直の一念”、“何ぞ必ずしも(何必)”の言葉が餞(はなむけ)の言葉として贈られ、自分で定めた道を信じて邁進していただきたいとの挨拶が行われました。引き続き、研修生から、研修では研究所の先生方の情熱に触れることができたこと、今後は修得した知識・体験を糧に、本課程で培った絆を更に育みながら各自の活動の場に戻って頑張るとの決意が述べられました。

本研修課程は、昭和53年度に開設以来、これまでに548名の修了者を送り出しており、現在も多くの修了者が国内及び東南アジア、アフリカ、中南米等の熱帯地で活躍しています。

挨拶を行う濱野副所長
挨拶を行う濱野副所長
研修生と教員
研修生と教員