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塩野義製薬株式会社との包括的連携に関する協定の締結式を執り行いました

  2月28日,長崎大学は塩野義製薬株式会社との間で,「国立大学法人長崎大学と塩野義製薬株式会社との包括的連携に関する協定」の締結式を執り行いました。
   本協定は,両者が持続的かつ発展的に連携を推進することにより,長崎大学の学術研究及び教育活動の活性化と塩野義製薬株式会社の研究開発業務の強化,また,オープンイノベーション型産学連携を推進することを目的に締結したものです。具体的には,長崎大学熱帯医学研究所に共同研究部門として「シオノギグローバル感染症連携部門」を設置し,マラリアに対する創薬研究を加速推進いたします。当部門では,マラリアの生活環および宿主側の防御機構の解明など,マラリアの予防,診断および治療に必要な研究に5年間取り組み,その知見を基に革新的な新薬の創製を目指します。
   締結式では,河野学長が「治療薬開発というゴールに到達するまでには,容易ではない道のりが続くことが予想されますが,成果をあげられれば,世界の人類の未来に大きく貢献できるものであり,全力を挙げて,取り組みに邁進してまいります。」,手代木社長が「日本初のイノベーションで一日にも早く薬を届けてマラリア撲滅に寄与したい。」と述べました。
   今後は,国内外の産官学連携による新たなオープンイノベーション拠点の核となり,マラリア撲滅を目指したプラットフォームを構築し,「医学の発展」と「最も良いくすり」の継続的な提供を通じて,社会の持続可能な成長と世界中の人々の健康への貢献が期待されます。

協定書を掲げる社長と学長 

関係者による握手

協定書を掲げる社長と学長
(河野学長,手代木社長)
関係者による握手
(左から北研究科長,河野学長,手代木社長,塩田執行役員)