2019年09月26日
令和元年8月27日(火)-30日(金)に行われた「第27回分子寄生虫学ワークショップ、第17回分子寄生虫・マラリア研究フォーラム合同大会」において、細胞環境構築学分野の石井隆太協力研究員が“細胞内相分離はマラリア原虫のバイオロジーを制御するか”について発表し、Best Presentation Awardを受賞しました。
細胞内での液―液相分離は、タンパク質や核酸が局所的に集まることで起こる物理現象であり、細胞内における反応の場として機能することで、様々な生理機能を発揮することが近年明らかとなってきています。今回の発表では、そのような細胞内相分離がマラリア原虫でも起こり得るのか、その場合、どのような機能を持つのかについて議論が交わされ、これからの研究への期待を込めてBest Presentation Awardが授与されました。この研究により、マラリア原虫に対する生物学的な理解が深まるだけでなく、将来的には創薬研究などへの応用が期待されます。
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