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大学院医歯薬学総合研究科生命薬科学専攻博士前期課程1年の川副里菜さん(天然物化学研究室)が、第8回食品薬学シンポジウムにおいて優秀発表賞ポスター発表の部を受賞

大学院医歯薬学総合研究科生命薬科学専攻博士前期課程1年生の川副里菜さん(天然物化学研究室)が、10月18-19日に静岡県立大学で開催された「第8回食品薬学シンポジウム」において優秀発表賞ポスター発表の部を受賞しました。

本シンポジウムは、日本薬学会生薬天然物部会が主催する二つの主要シンポジウムの一つで、今注目されている食品の機能性や成分について薬学と農学分野の研究者が集うものです。この優秀発表賞は学生の研究を奨励する目的で授与されるもので、受賞対象となった「紅茶成分ethylpyrrolidinonyl theasinensin Aの立体構造」は、窒素を含むカテキン誘導体として紅茶から初めて分離されていた物質の立体化学について、各異性体を合成した上でスペクトル解析と計算化学を駆使して解明した研究で、その優れた解析手法が高く評価されました。
今回の研究対象である茶特有アミノ酸テアニン由来のユニットをもつカテキン誘導体として近年様々な物質が発見されてその機能性にも注目が集まっており、今後の展開が期待されます。

優秀発表賞ポスター発表 賞状
優秀発表賞(ポスター発表)賞状