2019年12月05日
令和元年11月30日に富山大学において第17回「学生ものづくり・アイディア展in富山」が開催されました。
この「学生ものづくり・アイディア展」は、富山大学、新潟大学、長崎大学の3大学工学部の学生グループが自主的に製作した作品を発表する場として、平成15年度に開始されました。今年度は、富山大学より15チーム、新潟大学より11チーム、長崎大学より2チームの全28チームが参加して成果を競い合いました。
結果として、長崎大学の「QRコードによる案内サービス Quest touRの開発」チーム(担当学生:岸本 友太、和田 知也、横山 瑛士、アドバイザー教員:情報工学コース 小林透教授、課題提供企業:株式会社デンソーウェーブ)が最優秀賞を受賞しました。このサービスは「スタートからゴールまで誰にでもわかりやすく道案内をする」という目標のもと開発されました。スマートフォンでQRコードを読み込むと、写真と地図による道案内を行ってくれます。写真には矢印が表示されるため、次に進む方向が一目でわかり、誰でも使いやすい仕様になっています。
また、長崎大学の「熱中症回避アプリの開発 〜熱中症を回避して野球に熱中しよう!〜」チーム(担当学生:鬼丸 禎史、白濱 謙弥、河邊 桜、アドバイザー教員:情報工学コース 小林透教授、課題提供機関:野球アカデミー「オンデック長崎」)は、優秀賞を受賞しました。年々気温は上昇し熱中症になるリスクが高まっている中で、野球部員の熱中症を回避する判断材料としてアプリを開発しました。暑さ指数、飲水量、練習時間から熱中症の危険があると野球部顧問の先生の携帯に通知されるシステムです。このアプリを利用することで、部員の状況を把握しやすくなり、先生の負担を軽減できます。
全チームが作品についてプレゼンテーションとポスターセッションを行い、作品の理解を深めてもらうよう展示スペースに訪れた多くの参加者とディスカッションをしました。また、富山大学、新潟大学との交流もでき、大変有意義な場となりました。
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