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国際協力機構(JICA)と包括連携協定を締結

2019年12月25日(水)、本学と独立行政法人国際協力機構(JICA)は、開発途上地域への国際協力事業の質の向上及び国際貢献並びに学術研究及び教育の発展に寄与することを目的として、包括連携協定を締結しました。

JICA本部(東京都千代田区)において行われた締結式において、本学河野茂学長とJICA北岡伸一理事長の間で署名が交わされました。(本学の列席者は、北熱帯医学・グローバルヘルス研究科研究科長、森田熱帯医学研究所所長、橋本客員教授(元JICA理事)、成瀬国際企画課長)

長崎大学は1966年に医学部と熱帯医学研究所がケニアにおけるJICAの医療協力事業に協力して以来、長年に亘り、アジア、アフリカ等の開発途上地域において、感染症などの公衆衛生や橋梁などのインフラ工学を中心に協力を続けており、近年では、水産、環境、放射線医療等の分野でも連携を進めてきました。また、上記分野を専攻するJICAの支援を受けた留学生も大学院において多数受け入れています。

署名後の懇談において、河野学長からJICAとのこれまでの協力関係に感謝するとともに、日本初の西洋式医学教育機関を起源とする進取の精神に富む大学として、今後も国際水準の教育・研究を推進していく上で、JICAとの協働は不可欠であり、今回の協定締結を機に、両者の連携が一層進展することに期待する旨述べられました。北岡理事長からは、ケニアをはじめとした開発途上国の保健医療の発展、国際緊急援助を含む専門家派遣及び留学生の受入れによる人材育成に果たしてきた長崎大学の貢献について感謝するとともに、近代史に占める長崎の重要性に鑑み、今後一層の連携に期待する旨述べられました。

加えて、北研究科長からは本年から開始された卓越大学院プログラムにおけるJICAとの協力、森田所長からはJICA開発大学院連携プログラムへの医学分野の参加について、現状と抱負が述べられました。

締結式
締結式
懇談の様子
懇談の様子