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大学院医歯薬学総合研究科博士前期課程2年の加藤陸さんが「日本薬学会第141年会」で学生優秀発表賞(ポスター発表の部)を受賞

大学院医歯薬学総合研究科生命薬科学専攻博士前期課程2年の加藤陸さん(薬剤学分野)が、「日本薬学会第141年会(2021年3月26日~29日、オンライン開催)」において学生優秀発表賞(ポスター発表の部)を受賞しました。

この賞は学生の研究意欲向上のため一般学術発表(口頭発表、ポスター発表)においてエントリー制で募集され、厳正なる審査の結果、ポスター発表の部は607演題中66演題に対し優秀発表賞が授与されました。

 

受賞対象となった演題は「遺伝子搭載型脂質・無機塩ナノ粒子のワンステップ形成法:実験計画法による処方設計」です。本研究では、遺伝子治療を行うための遺伝子キャリアを開発することを目的として、遺伝子(プラスミドDNA)・脂質・無機塩からなる複雑なナノ粒子を、2つの液を混合するだけで形成させる方法を考案し、実験計画法に基づき効率的に製剤設計を行い、高い遺伝子導入効率が得られる組成を見出しました。今回の研究成果は、がんなどの難治性疾患に対する遺伝子治療法を確立するための基礎的情報を提供するものと期待され、高い評価を得ました。

 

加藤陸さん(薬剤学分野)