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薬学部の都田真奈教授らのマスクの飛沫感染抑止能に関する研究が長崎新聞に掲載されました

薬学部育薬研究教育センターの都田真奈教授らによるマスクの素材別飛沫感染阻止能に関する研究が長崎新聞5月17日朝刊と長崎新聞デジタル版に掲載されました。

 

【研究概要】

都田教授らは、噴霧器を用いて人工的にマイクロ飛沫粒子発生させ、マスクの素材ごとに飛沫拡散阻止能を比較した。飛沫粒子数をサイズ(0.3~5マイクロメートル)別に計測し、マスクの内側に抑え込む割合を調べたところ、不織布はどのサイズの粒子も98~100%遮断できた。ガーゼなどの綿は、最も小さい粒子が素材によって50~90%とばらつきがあったものの、それより大きい粒子は100%近く阻止できた。一方、ウレタンマスクは2マイクロメートル以下の粒子が52~61%と低く、大きな粒子はわずか3%しか阻止できなかった。この実験結果をもとに、都田教授らは「マスクの性質を理解し、いかに人に感染させないかを意識してほしい」と、県民に対してマスクの正しい使用を促した。本研究は、医歯薬学総合研究科地域医療協働センターの取り組みのひとつで、都田教授と研究室の学生、医歯薬学総合研究科医薬品情報学分野の川上茂教授らが行った。

 

【長崎新聞デジタル版へのリンク】

https://this.kiji.is/766841216980860928?c=174761113988793844&wid_type=post&wid_host=https%3a%2f%2fwww.nagasaki-np.co.jp

 

マスク素材による飛沫防止効果