2021年06月07日
令和3年6月3日、医学部長室において第38回「角尾学術賞」授与式を挙行しました。
同賞は、長崎医科大学内科学第一講座を開講して以来、原爆で亡くなられるまで、約20年間、同医科大学の発展に尽力された 故 角尾 晋 元長崎医科大学長の胸像建立醵金を基金とし、同学長の功績を顕彰するため、医学の分野において特に学術的貢献のあった40歳以下の研究者を対象に本学医学部より毎年授与されているものです。
なお、昭和59年11月に第1回受賞者を選考して以来、これまで46名が受賞し、歴代の受賞者の中には、その後、本学医学部の教授に就任された方もいます。
第38回「角尾学術賞」を受賞したのは次の1名です。
◆受賞者
原爆後障害医療研究所 国際保健医療福祉学研究分野
折田 真紀子 助教
◆受賞テーマ
「東京電力福島第一原子力発電所事故後の福島県川内村・富岡町における住民の被ばくリスク認知評価」
表彰を受けた折田助教からは、受賞の喜びと、これまで研究等で携わった原研の高村 昇教授を始めとする先生方や関係者、復興地の川内村・富岡町の方々への感謝が伝えられたほか、今後もより一層研究に邁進したいとの言葉が述べられました。
![]() 医学部長から表彰状を授与される折田助教 |
![]() 右から推薦者の高村昇教授、折田助教、 医学部長、原研国際事務のキャルディコットさん |