2021年06月29日
2021年6月24日に長崎大学被ばく医療総合研修センター開所式を執り行いましたので、お知らせいたします。
◆被ばく医療総合研修センターの概要
⻑崎⼤学は、2015年に原⼦⼒規制委員会から「⾼度被ばく医療⽀援センター」及び「原⼦⼒災害医療・総合⽀援センター」に指定されました。指定にあたっては、東⽇本⼤震災により引き起こされた福島第⼀原⼦⼒発電所事故の経験をふまえて、平時は主に⾼度専⾨教育研修を⾏うとともに、原⼦⼒災害時には原⼦⼒災害拠点病院では対応できない⾼度専⾨的な診療及び拠点病院などへの医療⽀援を⾏います。また、平時から関連医療機関とのネットワークの構築を⾏うとともに、原⼦⼒災害時には原⼦⼒災害医療派遣チームの派遣調整を⾏うことが求められています。
そのため、平時からの被ばく医療の中核的⼈材の育成を行うべく、当センターは開設されました。
◆開所式の様子
原子力規制委員会から更田豊志委員長、量子科学技術研究開発機構から放射線医学研究所 山下俊一所長ほか、多くの来賓の方々にご臨席頂きました。また、対面とオンラインによるハイブリッド形式で行い、YouTubeによるライブ配信も行いました。
セレモニーでは原子力規制委員会 更田委員長、量子科学技術研究開発機構 平野理事長、同放射線医学研究所 山下所長、WHO世界保健機関 Zhanat Carr研究員より祝辞があり、長崎大学 河野学長より「本学はプラネタリーヘルスへの貢献を校是とし、地球の健康を守り、未来を守るための取り組みを進めています。原子力災害医療分野の取組はまさに、プラネタリーヘルスへの貢献のひとつであり、本学の最重要課題として、平時から関係自治体や医療機関等との緊密な連携のもと、実効性のある原子力災害医療体制の構築に貢献したいと思います。それこそが、原爆、そして原子力災害を経験した長崎、そして日本の歴史的使命であると確信しています。」と挨拶がありました。
開所式の様子は本学公式YouTubeアカウントで紹介しております。
★長崎大学公式YouTube 式典の様子
https://www.youtube.com/watch?v=1T0SfqO9Gss
また、セレモニーには多くの報道陣が駆け付け、その様子が複数のメディアによって紹介されましたので、その一部をご紹介いたします。
★報道
【NHK長崎】
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20210624/5030011816.html
【NCC】
https://www.ncctv.co.jp/news/90478.html
【NIB】
https://www.nib.jp/nnn/sp/news106qn3y0omcfdzuk9cs.html
【KTN】
https://www.ktn.co.jp/news/detail.php?id=20210624010
テープカットの様子 |
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原子力規制委員会 更田豊志委員長 |
長崎大学 河野茂学長 |
量子科学技術研究開発機構 山下俊一所長 |
WHO 世界保健機関 Zhanat Carr研究員 |