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原爆犠牲者慰霊祭挙行

8月9日(月)午前10時54分から医学部記念講堂において、理事、医学部長、教職員ら約40人の出席のもと76年目の原爆犠牲者慰霊祭が執り行われました。本慰霊祭は、原爆死没教職員・学生898人の御霊を慰めるため毎年実施されておりますが、本年は新型コロナウイルス感染予防のため、やむなく御遺族をはじめ学外者の参列を取りやめ、学内者中心での開催となりました。

はじめに式辞において前村医学部長から、長崎大学は、これからも被爆体験を後生に継承すべく活動して行くこと、新型コロナウイルス対策で日本をリードしていること、プラネタリーヘルスをスローガンとして掲げ、さまざまな取り組みが行われていることを話され、国内唯一の被爆医科大学として、核兵器廃絶をめざして努力して行くとの決意を述べられました。

引き続き、原子爆弾投下時刻の午前11時2分に合わせて、参列者全員による黙祷が捧げられた後、医学部長をはじめ大学関係者ら参列者全員による献花を行いました。
つづいて、原爆後障害医療研究所長の宮﨑 泰司 教授から、原爆被爆者と白血病や骨髄異形成症候群との関連についての話があり、原爆放射線の影響から学び、放射線による被害を繰り返さないこと、安全な放射線利用を目指して研究を続けることは原爆後障害医療研究所及び長崎大学の進むべき道だとの講話がありました。

最後に、遺族を代表して角尾 尚人氏からのご挨拶をもって閉式となりました。


式辞を述べる前村医学部長

参列者による献花の様子

講話をする宮﨑原爆後障害医療研究所長

ご遺族を代表して挨拶される角尾 尚人 氏