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大学生が教える日本語特別クラス ~日本語教育実習を実施しました~

 多文化社会学部の学生7名が、日本語教員養成プログラム*1・2の一環として、日本語教育実習に参加しました。日本語養成プログラムでは、2年次から3年次にかけて、日本語教育に関する基礎を学び、模擬授業などをとおして授業する力を伸ばします。そして、教育方法を実践的に学ぶことを目的として、教育実習の授業で準備を重ね、仕上げの教壇実習に臨みます。

 今年度は、新型コロナウィルスの影響もあり、オンラインで実施*3することになりましたが、海外の協定校の学生から、日本語学習経験者を参加者として募ったところ、オーストラリア、台湾、香港、ブルネイ、フィリピンの5つの国と地域から19名が参加してくれました。

 教壇実習では、実習生が決めた「日本語と日本を知る」、「日本語を使う」、そして「日本語でつながる」という三つの指針を基本とし、日本語を使うための素材(日本、又は、学習者の国や地域の観光地、文化、名物など)を、日本語で紹介したり、自分の意見を述べたり、批判的に考えたりする機会を多く設ける、実践重視型の授業を行いました。

 動画では、教壇実習のまとめとして行った学習者の最終プレゼンと実習最終日の様子をご覧いただけます。 


*1 日本語教員とは、日本語を母語としない人に日本語を教える教師のことです。
*2 日本語教員の免許資格については、法令等の規定はないため、所定の単位を修得した学生に対して、本学部が「日本語教員基礎資格」の認定を行い、卒業時に日本語教員養成プログラム認定証を交付します。
*3 文化庁の指針では、オンラインでの教育実習は原則として認められていませんが、昨年度と今年度は新型コロナウイルスの影響を受け、例外として認められています。