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CEATECアワード2021 カーボンニュートラル部門 準グランプリを受賞 海洋未来イノベーション機構と京セラが共同開発した エナジーハーベスト型スマートブイ

海洋未来イノベーション機構と京セラが共同開発したエナジーハーベスト型スマートブイが、CEATEC アワード2021 カーボンニュートラル部門賞「準グランプリ」を受賞しました。

CEATECはアジア最大級のIT・IoT技術、エレクトロニクスの国際展示会として知られます。最新の製品やソリューション、サービスが一堂に会する中、特に優れた技術や製品を表彰するのがCEATEC アワード2021です。

今回受賞したエナジーハーベスト型スマートブイは、潮流発電技術により、洋上に設置したブイに内蔵する通信デバイスや様々なセンサーに電力を供給し、海洋データの持続的な収集を可能としたものです。海洋汚染や海水温上昇などの環境問題へ対応するため、継続した海洋データの取得は、今や必要不可欠となっています。しかし、そのためには長時間にわたる安定した電力の獲得が課題となっていました。

エナジーハーベスト型スマートブイは、実際の海での試験において、高効率タービンにより刻々と変わる潮流速度にも対応し、発電量が消費電力を上回ることが確認され、海洋産業のDX化に貢献すると、高く評価されました。

開発に携わった、海洋未来イノベーション機構の坂口大作教授は「エナジーハーベスト型スマートブイのコンセプトを評価して頂き、とても嬉しく思います。京セラと長崎大学で海洋開発の未来を考えた時、必ず必要になってくる技術だと思い開発を進めてきました。多くの方と海洋開発の未来を考える機会のひとつになればと思います。」と受賞の喜びを語りました。