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令和3年度 長崎大学解剖体慰霊祭を挙行

10月28日(木),医学部記念講堂とサテライト会場の良順会館ボードインホールにおいて,ご遺族をはじめ教職員,学生など約230名が参列して長崎大学解剖体慰霊祭を執り行いました。
本慰霊祭は,医学・歯学の発展のため自らの身を捧げられた方々の御霊に感謝し,ご冥福をお祈りするもので毎年実施していますが,本年は昨年同様に新型コロナウイルス感染予防のため,やむなく一般の方や余光会会員のご参列を遠慮いただいての開催となりました。
医学部及び歯学部には,この1年間に学生実習,医師・歯科医師の手術手技研修及び病理解剖のため,56名のご遺体が提供されました。
学生代表の献花に始まった慰霊祭は,新霊位御尊名奉読の後,参列者全員による黙祷を行い,前村浩二医学部長が「シミュレーションの技術が急速に進歩しておりますが、人体の構造を知ることは、解剖実習でしか学べない部分が多々あり,解剖実習は医学教育の中で最も重要な学問として位置づけられています。現代の医療に携わる者として、また医学生・歯学生を指導する者として、これら献体の意義を十分に理解し、皆様の尊いご遺志に添うように今後も精進していくことが、我々の使命と考えております。」と慰霊の辞を捧げました。
また,学生代表が「私たち学生の教育のために、そして、医学のさらなる発展のためにご献体下さいました方々、深い御理解を示された御遺族の方々の崇高なる御心に、心より感謝申し上げます。」と弔辞を述べ,その後参列者全員で献花を行い,御霊のご冥福をお祈りしました。



慰霊の辞を述べる前村医学部長 弔辞を述べる学生代表
参列者による黙祷  献花を捧げる参列者
サテライト会場 サテライト会場での献花