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  • 社会連携・貢献

福島県双葉町と包括連携協定を締結

長崎大学は令和3年12月1日,福島県双葉町との間に,同町の復興と活性化に向けた様々な課題に迅速かつ適切に対応し,活力ある個性豊かな地域社会の形成・発展に寄与することを目的とする包括連携に関する協定を締結し,同町健康福祉課に「長崎大学・双葉町復興推進拠点」を設置しました。

長崎大学は東京電力福島第一原子力発電所事故発生直後からいち早く医師や看護師,専門家からなる派遣チームを編成し,福島における原子力災害医療の体制整備への貢献や復興支援活動を行ってまいりました。今回の協定締結及び拠点の設置は,平成25年の川内村,平成28年の富岡町,令和2年の大熊町に続くものです。

原爆後障害医療研究所・高村教授は昨年から同町の東日本大震災・原子力災害伝承館の館長として,震災の記憶と教訓を次の世代に伝え,国内外に情報を発信する役割を担っており,また,双葉町放射線量等検証委員会の委員として,町の帰還,復興に向けた助言を行ってきました。今回の協定締結を契機として,これまで川内村,富岡町並びに大熊町で得た経験も活用し,被ばく医療の専門的観点から双葉町の帰還と復興,活性化に全面的に協力していきたいと考えております。

協定締結式の様子①(復興推進拠点看板贈呈)
(左から,河野学長,伊澤双葉町長)
協定締結式の様子②(関係者集合写真)
東日本大震災・原子力災害伝承館視察の様子
(左から河野学長,高村教授)