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医歯薬学総合研究科 博士後期課程2年 堤 智寛さん(薬品製造化学分野)が日本薬学会第142年会学生優秀発表賞(口頭発表の部)を受賞

医歯薬学総合研究科大学院生 堤 智寛さんは日本薬学会第142年会学生優秀発表賞(口頭発表の部)を受賞しました。 堤 智寛さんの研究内容は「ピロインドマイシンAの合成研究」と題するものです。


  ピロインドマイシンAは非常に複雑な構造を有する分子量1096の中分子天然物で、薬剤耐性菌MRSAやVREFに対して強力な抗菌活性を有することから感染症治療薬のリード化合物として有望視されております。しかし化学構造が完全には判明しておらず、合成や創薬に関する基礎研究も皆無に近いのが現状です。堤さんは石原教授の指導のもと、生体内で本化合物がどのように作られているのかに着目し、生合成を模倣した独自な方法にてピロインドマイシンAの合成中間体の合成に成功しました。
この結果が高く評価されました。