HOME > NEWS > 詳細

News

ここから本文です。

  • その他

令和4年度動物慰霊祭を挙行

  9月22日、バイオメディカルモデル動物研究センターの慰霊碑前において、動物慰霊祭を執り行い、施設利用者及び関係者約60名が参列しました。

  参列者全員により黙祷が行われた後、吉浦孝一郎医歯薬学総合研究科長代理から、「近年、生命科学は目覚ましい発展を遂げていますが、その成果の多くは動物実験に依存したものであり、実験動物たちの犠牲のうえに人類の生存と繁栄があることを忘れることはできません。また、研究のために犠牲となった幾多の実験動物に対しまして深甚なる感謝の意を表わすと共に、我々の健康や福祉が実験動物たちの尊い生命のうえに成り立っていることを再認し、研究に従事していくことを誓います。」と慰霊の辞が述べられました。

   引き続き、施設利用者を代表して高度感染症研究センター新興ウイルス研究分野の木下貴明助教から、「生命現象に関わる教育・研究において、試験管内の実験だけでは不十分とされ、どうしても生体を用いた研究が求められてしまいます。新薬等の薬効や安全性を担保するためには、多くの動物実験がどうしても必要になります。私たちは研究者である前に、生命に畏敬の念を抱く人間でありたいと思っています。常に感謝の念を持ち、極力あなた方に苦痛と恐怖を与えない様に、配慮しながら研究を行っていくことをここに誓います。」と慰霊の辞が述べられました。

  その後、毛利資郎バイオメディカルモデル動物研究センター長から挨拶があり、最後に参列者全員による献花が行われました。

吉浦研究科長代理による慰霊の辞 木下助教による施設利用者代表の慰霊の辞
毛利センター長による挨拶 参列者全員による黙祷