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長崎大学大学院プラネタリーヘルス学環設置記念式典の開催

 長崎大学大学院プラネタリーヘルス学環設置記念式典を、11月10日に東京都新宿区の国立国際医療研究センターで行いました。
 式辞で河野茂学長は「プラネタリーヘルスの実現に向けて社会学、経済学、工学、環境学、医学、データサイエンスなどのそれぞれの専門家が学問領域を超えて取り組む全学的組織として、「プラネタリーヘルス学環」を設置しました。まず、「Doctor of Public Healthプログラム」を開始し、プラネタリーヘルスの中核となる地球規模での公衆衛生の問題に関して、「科学」、「政策」、「実践」を橋渡しできる俯瞰力と実行力を備えた実務家リーダーをめざすプロフェッショナル人材を養成していきます」と挨拶しました。
 続いて、国立国際医療研究センター(NCGM)理事長の國土典宏様より「「Doctor of Public Healthプログラム」はNCGMのミッションと非常に親和性の高いコースであると認識しています。このプログラムが、多くの志ある方々の学びと実践の場となることを祈念しております」と、参議院議員の武見敬三様より「日本ではまだまだ理解されていないプラネタリーヘルスという新たな学問分野を開設する心意気に敬意を表したいと思います。長崎大学のプラネタリーヘルス学環がグローバルな保健医療に関わる問題をいかに解決するかという政策学として大きく発展され、人類社会に貢献されることを祈念いたします」と、国際協力機構(JICA)理事の井本佐智子様より「今後、グローバルヘルス、プラネタリーヘルスに貢献できる国内外の実務型リーダーが数多く輩出されていくことを多いに期待し、そのような方が1人でも多くJICA事業に関わってくださることも願っております」と、それぞれ祝辞を頂戴しました。
 また、ロンドン大学院衛生・熱帯医学大学院院長のLiam Smeeth様、ワシントン大学公衆衛生大学院教授のKristie Ebi様から頂いたビデオレターの紹介を行い、レスター大学大気化学・地球観測科学教授のPaul Monks様の講演動画を紹介しました。
 その後、渡辺知保学環長、DrPHプログラム責任者の平山謙二教授より、「プラネタリーヘルス学環」及び「Doctor of Public Healthプログラム」について、それぞれ説明を行いました。
 最後に、参議院議員の秋野公造様から「何が最善なのか見極める能力を高めることが重要であり、連携という言葉を自分の世界のものとして発展させることができるような多様な視点を持った専門家を育ててほしい」とDoctor of Public Healthプログラムへのエールをいただきました。

 

対面参加者による記念撮影 河野茂学長による式辞
國土典宏NCGM理事長による祝辞 武見敬三参議院議員による祝辞

井本佐智子JICA理事による祝辞


秋野公造参議院議員による
Dr.PHプログラムへのエール