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  • 受 賞

医歯薬学総合研究科分子標的医学の大学院3年生 Tong Yingさんが第18回中性子捕捉療法学会学術大会で若手研究賞を受賞

 令和4年10月29日(土)・30日(日)に「つくば国際会議場」で開催された第18回中性子捕捉療法学会学術大会において、医歯薬学総合研究科分子標的医学の大学院生3年生Tong Yingさんが「The role of GM-CSF in the early response of oral cancer SAS cells to BNCT and gamma-irradiation」と題した研究発表により若手研究賞を受賞しました。
 同賞は、40歳以下の会員が筆頭著者として口頭発表した中から特に優れた発表を行った者に対して授与されるものです。
 受賞対象となった研究は、BNCTとγ線照射に対する口腔がんSAS細胞の早期反応におけるGM-CSFの役割についての研究です。BNCT (Boron Neutron Capture Therapy)は、正常組織を温存しながら、がん細胞を選択的に損傷しうる、注目されつつあるがん放射線治療です。本研究では、BNCT照射後、早期に顆粒球マクロファージ コロニー刺激因子(GM-CSF)が増加し、炎症促進, 抗腫瘍性に働くM1タイプのマクロファージが誘導され、T細胞増殖を促進させることを報告しました。今後のGM-CSFのBNCTと他の放射線治療における意義の解明の研究に資すること

(左)Tong Yingさん(右)益谷教授 賞 状